チェーンスパイクはとても便利

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軽アイゼンは、土踏まずの部分に装着する 4 本爪が一般的です。ただしこのアイゼンは、爪を利かすために足の運びにちょっとしたコツが必要です。しかしモンベルのチェーンスパイクは、足の裏全体に爪があるのであまり足の運びに気を使う必要はなく、装着もすごく簡単で便利でした。

最近お気に入りのテレビ番組は、NHK のグレートサミッツです。この番組を見るとほぼ毎回アイゼンを付けて雪山を登っています。そんな雪山に熊手のようにたくさん爪のあるアイゼンは必須ですね。

そんな憧れの雪山ですが、私は雪山には行かないのでアイゼンを持っていませんでした。しかし昨年有馬温泉の七曲滝を見に行ったときに滑りそうになって冷やっとしたので、今年初めてアイゼンを買うことにしました。

アイゼンにはいろいろな種類がある

アイゼンは、爪の数が 12 本の本格的な雪山対応の物から、夏の雪渓を登る時に使う爪が 4 本の簡単な物までいろいろ種類があります。

いろいろなブログを読むと、いずれ雪山に行こうという人は最初から 10 本や 12 本爪のアイゼンが勧められています。しかし六甲山のようなたまにちょっと雪があったり凍ったところがあるようなコースでは、12 本爪はさすがにオーバースペックだと思います。12 本爪を使っている人を見かけましたが、何とも…という感じでした。

ところどころ凍ったところがあるという程度のコースには、軽アイゼンと呼ばれる 4 本爪から 6 本爪のタイプが手軽でいい感じです。ただしこのタイプのアイゼンは、土踏まずのところにだけ爪があるので、普段と同じ踵から着地してつま先で蹴りだす歩き方だと爪が効果を発揮しません。そこで足の裏全体で着地して、そのまま蹴りだすというように普段と違う歩き方を意識して歩かないといけないらしいです。

これらの基礎知識を持って、まずはどんなアイゼンがあるか山道具屋さんへ偵察です。

軽アイゼンのおすすめはチェーンスパイク

アイゼンの偵察に行って見つけたのがモンベルのチェーンスパイクです。チェーンスパイクは、車のチェーンのように登山靴に装着して使う軽アイゼンの一種です。他のタイプのアイゼンに比べると短い爪ですが、普段歩く時に地面と接する部分に爪が来るようになっています。そのため普通の歩き方でもしっかりと爪が効果を発揮してくれます。

そして何より便利なのは、着脱が簡単なことです。正にコピーにあるように靴下をはく感覚です。危ないかなと思ったらすぐに装着でき、必要無くなったらすぐに外せます。付けた方が良いか迷っている内に滑ったり、また凍ったところが出てくるかもとガチャガチャ石の上を歩くくこともありません。

このチェーンスパイクには、サイズが何種類かあって靴のサイズ(27cm)に合う M を買いました。ただサイズ分けの上限に近くてちょっときつい気もするので、もう一回り大きい方が良かったかも知れません。

アイゼンがあるとやっぱり安心

六甲山は、冬になると雪があったり部分的に凍っていることもありますが、アイゼンが無くとも何とかなっていました。しかし今年チェーンスパイクを使うようになって、今までならばおっかなびっくり歩いていたところを安心してずんずん歩けるようになりました。その結果、これまでおっかなびっくりだった場所が、ワクワクな場所に変わりました。

軽アイゼンを探しているならば、着脱簡単で効果てきめんなモンベルのチェーンスパイクはおススメです。