紅葉を期待して武奈ヶ岳に行ってきました。残念ながら既に紅葉は終わっていて、ブナの葉はすっかり落ちてしまっていました。でもブナの落ち葉を踏んでの山歩きは悪くなかったです。
武奈ヶ岳の麓は杉の植林帯ですが、上部の武奈ヶ岳から隣のコノヤマ岳の周辺にはブナの林が広がっています。そのため春の新緑と秋の紅葉のシーズンには毎年行きたい山の1つです。
この秋も街の桜がなんとなく色づいてきたので、ブナの紅葉を期待して武奈ヶ岳に行ってきました。しかし残念ながらブナの紅葉はすっかり終わっていました。
紅葉を見るには、確実に一週間か半月くらいは遅かったようです。北アルプスの涸沢や雷鳥沢の紅葉も今年は早かったようなので、こちらの紅葉も例年より早かったようです。涸沢や雷鳥沢の紅葉から半月後くらいが武奈ヶ岳の紅葉シーズンなのかな。
ブナの紅葉は終わっていたのは残念でしたが、その代わりコノヤマ岳への道をブナの落ち葉を踏みながらガサガサと歩けたのと、風がとても強くて遠くまで綺麗に見渡せたのはラッキーでした。
発見と発見
武奈ヶ岳の山頂付近はすっかり紅葉が終わっていました。葉も落ちて冬山一歩手前のモヘア山になっていました。


紅葉は終わっていましたが、悪いことだけではありません。その落ちたブナの葉を踏みながらガサガサと歩くのはとても気持ちが良いものです。わざと落ち葉の吹き溜まりを選んで歩きました。


ブナの実は、ドングリから想像される形とはだいぶ違います。普通のドングリは切り口が丸いのに対して、ブナの実は三角です。

調べてみるとどちらもブナ科ですが、ブナはブナ属で普通のドングリの実を付けるのはクヌギ属で分類が違っています。
ブナの紅葉は終わっていましたが、上部でもドウダンツツジは真っ赤に色づいてとても綺麗でした。

またこの日は風が非常に強くて、武奈ヶ岳の山頂では気を許すと風で体がふらつくほどでした。そのため空気が澄んでいて琵琶湖や京都北山の山々がとっても綺麗に見えました。

山頂付近の紅葉は終わったと言っても、登っている途中ではカエデの綺麗な紅葉を見られました。


その他には、トリカブトやリンドウも見ることが出来ました。


八雲ケ原にはススキの原が広がっていて、日に照らされてとっても綺麗でした。

ルート
- 2015-10-25
- 坊村(9:42)→御殿山(11:41-11:52)→ワサビ峠(11:54)→武奈ヶ岳(12:42-12:54)→コノヤマ岳(13:21-13:34)→八雲ケ原(14:21)→北比良峠(14:44)→イン谷口(16:30)→JR比良駅(17:17)
登山届のポストは、坊村の明王院の手前に有りました。
坊村からは、いきなりの急登が御殿山の稜線に出るまで続きます。この間は見晴らしがないこともあってとてもきつく感じました。
御殿山に続く稜線に乗れば、そこから北比良峠までは見晴らしが良くとっても気持ちよく歩けるコースでした。ただ武奈ヶ岳の山頂前後は滑りやすいので注意が必要でした。特に武奈ヶ岳からコノヤマ岳方向への下山路は、私の最も苦手とするザレた急坂でした。
北比良峠からの下り始めは、急ではありませんが崖のすぐ脇を通るちょっとスリリングな道でした。
イン谷口から比良駅までの間はしっかりした道ですが、夕方で薄暗くなっていたし人気も少なく登山道よりむしろ怖い感じでした。
費用
項目 | 金額 | メモ |
---|---|---|
JR | 2500円 | 三宮から往復。昼得切符を使用 |
バス | 1050円 | 堅田から坊村 |
ジュース | 130円 | |
合計 | 3680円 |
三ノ宮–京都間は、チケット屋さんで買った昼得切符を使いました。切符を普通に買うと往復3600円になるので、かなりお得です。
JR堅田駅から坊村までのバスは、臨時便が出ました。臨時便は、平バス停のみに停車するだけで、普通の路線バスより10分位早く坊村に到着しました。多くの人が先に出る臨時便に乗ろうとするので、急がないのであれば普通の路線バスに乗ったほうがゆったり行けたかもしれません。
坊村までのバスは、イコカとピタパを使用出来ました。
イン谷口からJR比良駅までは、春から秋の土日祝日だけバスがありました。料金は350円でこちらもイコカとピタパを使用できるそうです。でも、バス代をケチってもう50分ほど歩いて駅に向かいました。
ゴミ採集ゲーム
12点採集してワンペアのみでした。坊村から武奈ヶ岳を超えてイン谷口に下るコースは多くの人が歩いているのに、12点のみというのはゴミがだいぶ少ないようです。
