インフィオラータ

北野坂へ花びらなどで絵を描くイベント「インフィオラータ」を見に行きました。

神戸では、毎年ゴールデンウィークに合わせて市内数ヶ所でチューチップの花びらなどで絵を描くイベントのインフィオラータ1が開催されます。神戸はあまりお祭りが無いのですが、このインフィオラータが一番好きな神戸のお祭りです。

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今年も先週23,24日の元町穴門商店街を皮切りにインフィオラータが始まりました。今年は残念がら三ノ宮ダイエー脇での開催がないので、北野坂のインフィオラータ2を見に行ってきました。

インフィオラータの絵柄は、それぞれの場所で特徴があり、北野坂は広告とまでは行かないまでもスポンサー(?)に関連のある絵柄に決めているような気がします。特に今年は絵柄の募集さえありませんでした。もっとも穴門商店街やダイエー脇(今年は開催していない)の絵柄も、絵心に自信がある人が応募して選ばれるということではないようですが。

制作のボランティア募集の案内は市か区の広報で見たことがありますが、絵柄も多くの人が応募出来て、見るだけでなく制作に参加できるお祭りになってほしいです。札幌雪まつりの市民雪像のように小さな絵を多くの人が作れるイメージです。

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提案といえば、真上から見て分かる絵ではなく、普通の人の視点から見てうまい具合に見えるように遠近感を逆さに織り込んだ下絵にしたら良いかなと思っています。

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参照

ニリンソウの金剛山からカタクリの葛城山へ

ニリンソウを見に金剛山のカトラ谷へ行ってきました。ニリンソウはまだ咲き始めという感じでしたが、それでも見事な花畑になっていました。帰りは葛城山まで縦走してカタクリを見てきましたが、カタクリの方はもうほとんど終わっていました。金剛山から葛城山へ縦走して、ダイヤモンドトレールが階段地獄だということを再認識しました。

桜の花が終わると山は新緑の季節となり、ハイキングのベストシーズンになります。そうすると色々な所からハイキングに行った話が耳に入ることが多くなります。

そんな中、ニリンソウの花畑で有名なカトラ谷から金剛山に登ってきたという話を聞きました。その時はまだニリンソウは開花前だったそうですが、もうすぐ咲きそうだということでした。例年ですと5月の連休の頃に満開ということですので、今年は少し早いのでしょうか?

そこで金剛山のニリンソウと、お隣の葛城山へカタクリを見に行ってきました。

カトラ谷は「山と高原地図」では破線の難路となっておりちょっと怖いところもありましたが、ニリンソウの花畑はとても見事でした。だいぶ咲いていはいましたが、それでも満開はゴールデンウィークの前半ということろでしょうか。

カタクリは、残念ながらもうほとんど終わりでした。それでも探すと綺麗なカタクリを見ることができました。カタクリの見頃には、一週間くらい遅かったようです。

ちなみに葛城山といえばツツジが有名です。下の方ではツツジが少し咲き始めていましたが、全体的にはまだまだ固い蕾でした。こちらの見頃は連休後半かその次の週ぐらいでしょうか。それでも自然研究路の新緑がとても気持ちいいので、ゴールデンウィークのハイキングに葛城山はオススメです。

景色と発見

京都の大文字火床を見に行って以来二週間ぶりのハイキングですが、この間に春本番となり色々な花が咲いていました。写真を撮りまくりで、予定よりもだいぶ時間がかかってしまいました。

ニリンソウ

今回のハイキングの目的の一つがニリンソウを見ることです。カトラ谷の花畑は有名ですが、こんなにも大きなニリンソウの花畑を作っているとは思ってもいませんでした。

ニリンソウ。
ニリンソウ。
ニリンソウ。
ニリンソウ。

たくさんニリンソウが咲き過ぎてどう写真を撮ったらよいか分からなくなってしまいました。

ニリンソウ。
ニリンソウ。

ニリンソウは、一つの株から二輪咲くことが多いのでこの名前が付いたということです。しかしまだ一輪だけ咲いていたり全く咲いていない株も多いので、満開の時期はもう少し先だったようです。

カタクリ

もう一つの目的はカタクリの花を見ることです。もっとも4月半ばを過ぎているので、こちらは見頃を過ぎているはずで見られればラッキーというつもりでした。

カタクリ。
カタクリ。

確かにほとんどの花が傷んでいてもうほぼ終わりでした。しかし気をつけて見て回ると見頃の株がまだあり、群生しているところもありました。

カタクリの群生。
カタクリの群生。
カタクリの群生。
カタクリの群生。

嬉しくなって地面に這いつくばって写真を何枚も撮ってしまいました。たぶん何やってるんだろう?と傍から見られていたと思います。

ペアのカタクリ。
ペアのカタクリ。

カタクリは種から開花するまで7,8年かかるということですが、その後はどのくらいの年数咲くのでしょう? もし何年も咲くのなら、年数によって花の大きさが違ったりするのでしょうか? 疑問です。

ツツジ

葛城山はツツジの山として有名です。満開の頃には、山頂へのロープウェイは数時間待ちになるのが普通です。しかし見頃の季節はまだ先で、山頂のツツジは硬い蕾でした。

しかし水越峠からの登山道沿いの標高が低いところでは、少しだけツツジが咲いていました。

ツツジ。
ツツジ。
ツツジ。標高の低いところではツツジが少し咲いていました。
ツツジ。標高の低いところではツツジが少し咲いていました。

ミツバツツジの明るい紫色の花も綺麗ですが、新緑の緑にはヤマツツジの赤い花がとても良く映えます。

杉の林

意外と綺麗だったのが杉です。日当たりの悪い林の中で、光が杉の葉にだけ射した緑がなんとも言えず綺麗でした。

輝く杉の葉。
輝く杉の葉。

また上を見上げると隣の木とは触れ合わないような距離を保って葉を広げる様子が、光を奪い合う生存競争が行われているはずなのに不思議な光景です。

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絶対自分では気が付けない花

山には自分では気づいていないだけで珍しい花はたくさん咲いています。しかし気をつけてみているつもりでも、ほとんどの花を見過ごしてしまいます。

そんな珍しい花などを見つける一番簡単な方法は、写真を撮っている人を見つけることです。漁師さんが鳥山を目印に魚の群れを見付けるように、写真を撮っている人の所に行けばきっと何か面白いものがあります。

今回も何を撮っているのかなと近づいてみると、小さな花の写真を撮っていました。

サイゴクサバノオ。
サイゴクサバノオ。
サイゴクサバノオ。
サイゴクサバノオ。

その花はとても小さな花で、サイゴクサバノオという珍しい花なのだそうです。全く目立たない花なので、絶対に自分では気がつけなかったです。この花の仲間でトウゴクサバノオという花があって、それも金剛山には咲いている事を教えてもらいました。

この方は俳優の中村珠緒さんのような雰囲気の方で、そこで一旦別れて先に行かれたのですが、カンオアイが咲いているとわざわざ戻ってきて教えてくれました。

カンアオイは、名前のようにもっと寒い時期に咲く花だと思っていたので、この時期に咲いているとは思いもしませんでした。

カンアオイ。
カンアオイ。

その他ヤマトグサが咲いているかもなど色々と教えてもらいました。ヤマトグサは見たことが無いので気にして歩いたのですが、残念ながら見つけられませんでした。六甲山には咲いていないのかな?

その他の花

その他にも色々な花が咲いていました。

ヤマエンゴサク?それともジロボウエンゴサク?
ヤマエンゴサク?それともジロボウエンゴサク?

これは花が付いている茎の所の葉の形からヤマエンゴサクだと思うのですが、ジロボウエンゴサクの可能性を否定できません。どこで見分けるんだろう?

しかしずっとエンゴグサだと思っていたのですが、エンゴサクなんですね。

エイザンスミレかな。
エイザンスミレかな。

見かけ方が難しいといえばスミレも種類がたくさんあって見分けがつきません。でもこのスミレは葉が特徴的でギザギザなのでエイザンスミレだと思います。断定できないのは、ヒゴスミレという同じように葉が裂けた種があるので。

エンレイソウ。
エンレイソウ。

エンレイソウは、大きな三枚の葉の真ん中にチョコンと茶色い花が付いているのですぐにわかります。ただ花が地味ですね。この咲き方は、高山植物のキヌガサソウに似ています。

ミヤマカタバミ? 葉と花の形からカタバミの仲間なのは間違いないけど。
ミヤマカタバミ? 葉と花の形からカタバミの仲間なのは間違いないけど。

葉と花の形からカタバミなのは分かるのですが、白い花のカタバミは初めて見ました。図鑑からミヤマカタバミでないかと推測しました。

ヨゴレネコノメ。
ヨゴレネコノメ。

ヨゴレネコノメって、ちょっとあんまりな名前なです。ネコノメソウは真ん中が黄色いのに対して、このヨゴレネコノメは真ん中が茶色いから「汚れ」と名前が付いたのでしょうか。

カキドオシ。
カキドオシ。

花の形からひと目でシソ科だとわかります。実際葉をちぎると良い香りがしました。

ルートと注意点

2016-4-23
金剛山登山口バス停(8:37-8:51)→カトラ谷出合(9:27)→金剛山・山頂広場(11:18)→一ノ鳥居(11:39)→水越峠(13:25-13:40)→葛城山つつじ園(14:41-15:01)→自然研究路→北尾根登山道→葛城山ロープウェイ・葛城登山口駅(16:41)→近鉄御所駅(17:38)
距離と時間
16.7km 約9時間(休憩を含む)
トイレ
金剛山登山口バス停の少し先、登山口の駐車場、金剛山山頂広場、葛城山の白樺食堂脇、葛城山ロープウェイ・葛城登山口駅、近鉄御所駅。

注意点

  • カトラ谷には、崖をトラバースしてハシゴを登る少し危険な箇所がありました。また同じ所に出る分岐道が多く、それを知らずどれを行くか少し迷いました。
  • 水越峠から葛城山までは、ほぼ完全に丸太階段になっています。それも割りと段差が大きめで、膝と太ももに負担がかかります。
  • 葛城山から下る北尾根登山道は、救助マーク「ウ」から最後までザレた滑りやすい急坂でした。

ルート案内

金剛山の登山口は、金剛山登山口のバス停から少し戻った橋の手前にあります。登山口の車道を登って行くと水場のある分岐に突き当たるので、千早本道と分かれて左に進みます。

さらに車道を進むと車止めのある橋の所に出ます。今回は「山と高原地図」に従って橋を渡って林道を進みましたが、橋を渡らずに川沿いを進んでも同じ所に出られるようです。

林道を登って行くと、正面に砂防ダムがあり林道は右にカーブする所に出ます。ここから林道を少し登ると、カトラ谷への分岐があります。最初の砂防ダムまでは林道で、その先から山道になります。山道を進むとすぐに滝があります。

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ブナの若葉。
ブナの若葉。

カトラ谷は分岐がいくつもありますが、どれも最後は合流するようです。基本的に川沿いに谷を進みます。そして道でなくガレた沢を登るようになると、ニリンソウが目に付くようになります。

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谷の出合は左に進み、少し登ると崖をトラバースする細い危険箇所とハシゴがあります。この危険個所を越えるとニリンソウがぐっと増えて、すぐに花畑となります。

ニリンソウの花畑。
ニリンソウの花畑。

花畑を過ぎると急な階段の登りとなります。この階段を登り切ると、金剛山の山頂広場は直ぐです。

山頂広場を抜けてお寺脇のコンクリート道を進むと神社があります。神社を過ぎると道は下りとなり鳥居があります。鳥居のところからは、尾根に沿ってダイヤモンドトレールを北に進みます。

葛城山の遠景。手前の尾根に隠れた鞍まで下って登り返す。
葛城山の遠景。手前の尾根に隠れた鞍まで下って登り返す。
植林の中の水平道。階段地獄の間にあるつかの間の楽園。
植林の中の水平道。階段地獄の間にあるつかの間の楽園。

東側の長めの良い所に出ると、尾根を外れて西に下ります。下る途中で林道と交差する場所がありますが、丸木階段を下ります。東屋が見えたら、ガンドガコバ林道は直ぐです。

橋を渡ってガンドガコバ林道に出たら、北に向かって水越峠まで林道を下っていきます。下り始めてすぐの所に金剛の水があります。

ガンドガコバ林道にある金剛の水。
ガンドガコバ林道にある金剛の水。

その先には途中はニリンソウがたくさん咲いているところがありました。

ニリンソウの群落。
ニリンソウの群落。
ガンドガコバ林道の新緑。林道沿いは新緑の季節を迎えていました。
ガンドガコバ林道の新緑。林道沿いは新緑の季節を迎えていました。

葛城山への登山道は、水越峠の車道を少し東側に登った所にあります。ここから葛城山までは、最初石畳や石の階段ですが、その後は丸木階段が最後まで続きます。両側が笹薮になった辺りが半分くらいの位置だと思います。登り切った所にパラグライダーのスタート場所があり、東側の眺めが開けています。

パラグライダーの発射場から見た奈良県側の眺め。夜景が綺麗そう。
パラグライダーの発射場から見た奈良県側の眺め。夜景が綺麗そう。

少し下るとつつじ園の一番谷側に出ます。葛城山へは、直進してさらに階段を登るか、遠回りになりますが左に進んでツツジの中の歩きやすい道を選べます。新緑の季節であれば、右に分かれて「野鳥の森」を行くのもオススメです。

葛城山から眺めた金剛山。気の早いツツジがちょっとだけ咲いていましたが、ほとんどのツツジはまだまだ固い蕾でした。
葛城山から眺めた金剛山。気の早いツツジがちょっとだけ咲いていましたが、ほとんどのツツジはまだまだ固い蕾でした。

白樺食堂の先でダイヤモンドトレールと別れて、ロープウェイ駅に向かって下ります。半分くらい進んだ所に自然観察路の入り口があります。自然観察路を下って行くと、カタクリの群生地があります。また自然観察路を下って行って、最初の分岐を登り返して進んだ先にもカタクリの群生があります。

自然観察路を進んで谷底に着いたら、観察路を離れて北尾根登山道を目指します。川沿いに下り、登り返すと北尾根登山道と合流します。合流地点には、遭難時の位置通報記号「ク」の看板があります。この記号は、ロープウェイの登山口駅に近い「ア」から始まっています。

しばらくは歩きやすい道ですが、「オ」から展望台を越えた「ウ」まで急な下りが続きます。さらにその先は、下の道に出るまでザレて滑りやすい急坂が続きます。

ロープウェイ駅からは、細い車道を川沿いに下っていきます。老人福祉センターを過ぎ変形十字路(猿谷橋)に出たら、広いバス道を下ります。後は多少曲がりはありますが道なりにまっすぐ進むと近鉄御所駅のある十字路に出ます。

費用

項目 金額 メモ
JR 1420円 三ノ宮から天王寺の往復
近鉄 440円 大阪阿部野橋から富田林
バス 540円 富田林から金剛山登山口
近鉄 620円 近鉄御所から大阪阿部野橋
アイス 130円  
合計 3150円  

三ノ宮と大阪間は昼特きっぷを使用したので、実際には片道460円ですみました。内訳は、三ノ宮と大阪間は昼特きっぷが一枚あたり270円で、大阪と天王寺間は190円です。

大阪阿部野橋から河内長野行に乗りましたが、後ろ二両は途中の古市まででした。乗り換え時間は十分ありますが、前の車両に乗っておいた方が便利です。

富田林の改札は列車の後ろ側にありました。この着いたホームの改札を出た所に金剛山行きのバス停があります。

富田林から金剛山登山口までのバスは、イコカやピタパが使用できません。金剛山登山口へは、河内長野駅からもバス路線があります。

今回は使用しませんでしたが、葛城ロープウェウイ前から近鉄御所までのバス料金は290円と書いてありました。

ゴミ採集ゲーム

ゴミ採集ゲームの結果は、23点採集してペアが一つでした。葛城山を下るところでかなり採集できました。やっぱり歩く人の数と相関がありますね。

ゴミ採集ゲームの結果。23点採集してペアが一つだけでした。
ゴミ採集ゲームの結果。23点採集してペアが一つだけでした。

参照と脚注

富田林駅のバス路線情報

テツに学ぶ楽しい鉄道旅入門

テツに学ぶ楽しい鉄道旅入門 (ISBN: 978-4591149973)

タイトルは「鉄道旅」入門となっていますが、旅の入門書ではなく「鉄」の入門書です。

「鉄」とは、鉄道を愛してやまない人たちの愛称です。「鉄」と聞いて一番わかり易いのは、駅のホームで写真を撮っている人たち「撮り鉄」です。この本では、そのような分かりやすい「撮り鉄」から始まって、多少の誇張を含めて彼ら「鉄」が鉄道をどのように楽しんでいるかを紹介しています。

その楽しみ方は、電車に乗るのが楽しい「乗り鉄」やコレクションする「収集鉄」など鉄道という共通の対象でありながら非常に多岐にわたっていることに驚かされました。ただ楽しみ方とは言っても全ての路線を乗りつくしたり全ての入場券を集めるなど、楽しみを超えて修行のように完全を目指すのが全ての「鉄」に共通する習性のようです。

ただ完全を目指す結果なのか、同じ鉄道の趣味であっても一つのジャンルには造詣が深くても別のジャンルにはほとんど興味を示さないようです。そのためか鉄道と言っても日本の鉄道限定であったり、実際の鉄道を保存しようというグループのような団体結成は稀で、狭く深い世界になっているようです。この本の中でも筆者は、もう少しコミュニケーションを取り受け身の趣味ではなく何かを作り出すというように発想の転換を「鉄」に望んでいます。

その第一歩として、この深い知識を適度な距離感で自慢してもらえると、美術館や動物園などで解説を聞くとより楽しめるように一緒に旅行している普通の友達や家族は電車の旅をより楽しめるようになること間違い無しだと思います。

ミラーレス・カメラの長所と短所、一眼レフとの比較

先日CanonのEOS M3を購入しました。この時に機種選定のため最近元気なミラーレスカメラを一眼レフカメラと比較てみました。その結果一眼レフカメラよりミラーレスカメラが人気な理由が良くわかりました。

ミラーレスカメラで一番大きな勢力は多分マイクロフォーサーズ(MFT)です。デジカメの画質はセンサーが大きい方が一般的に高画質ですが、マイクロフォーサーズの画質はより大きなセンサーサイズのAPS-Cカメラとほとんど差が無いところまで来ているそうです。少なくとも私には違いが分かりませんでした。

さらにMFT以外にもAPS-Cサイズやフルサイズのミラーレスカメラも発売されおり、もし画質がセンサーサイズだけで決まるのであれば、これらは同じセンサーサイズの一眼レフカメラと同じと考えられます。

現在の勢いとしては完全にミラーレスカメラが一眼レスカメラを凌駕しています。ユーザーの人気も、休日に家電量販店のカメラーコーナーに行ってみると一目瞭然です。

新しい機種はなんとなく慣れていたので一眼レフカメラにしようかと思っていましたが、機種を選定するにあたり自分なりにミラーレスカメラと一眼レフカメラを比較してみました。その結果ミラーレスカメラが一眼レフカメラに勝る点はあっても劣る点は無いのでないかと思えました。ミラーレスカメラが人気な理由が分かった気がします。で、新しいデジカメにはCanonのEOS M3を選定しました。

ただ一眼レフカメラもライブビュー撮影が可能なので、ファインダーを覗いての撮影にこだわらずライブビュー撮影を積極的に使うのは賢い使い方だと思い直しもしました。


せっかくなので、機種選定の時に作成した一眼レフカメラに比べてミラーレスカメラが勝る点と劣る点をここに記録しておきます。

勝る点

  • コンパクト。
    ミラー機構が無いために一眼レフカメラに比べてサイズが小さくなります。それに伴いミラーレスカメラのほうがだいぶ軽くなります1
  • 明るさやボケ具合を確認しやすい。
    これまで一旦撮影してみてから絞りや露出補正を変えていましたが、撮影前にモニター画面で確認できるのが便利です。
  • ピントを合わせやすい。
    カメラのフォーカスポイントに縛られずに自由な点にフォーカスを合わせられるようになります。またフォーカスポイントを拡大することができるので、花や虫の写真を撮るときなど微妙なピント位置合わせが必要な時にピントを合わせやすくなります2
  • ローアングルやハイアングルの撮影が楽になる。
    液晶モニターが動くので地面すれすれに咲く花の写真を撮影する時に、地面に這いつくばって撮影する必要がなくなります3

劣る点

  • モニター画面に目のピントが合わない。
    これは私に原因があるのですが、カメラを取り出して一番自然な位置に構えると、その位置ではモニター画面の表示がぼやけてしまい少しずらす必要があります。ピントが合う位置にすると、手が伸びて手ブレしやすくなります。
  • 手ブレをしやすい。
    特に肘を胴から離して少し高い位置に構えるとよりブレやすくなってしまいます。
  • 視線が異なる。
    手ブレを防ごうと胸の位置にカメラを構えると、目で探した構図とモニターに映る構造が違ってしまいます。遠景ならば気にならない差ですが、近いところの物を撮影しようとするとその差が気になります。
  • バッテーリーの持ちが悪い。
    撮影中は常にモニターを使うので、一眼レフカメラに比べると撮影できる枚数が少なくなってしまいます。
  • 使用できるレンズが少ない。
    ホント? 数に差が生まれるレンズは、非常な高価なレンズだったり一般的なユーザは使わないレンズではないでしょうか。

これらの一眼レフカメラにミラーレスが劣る点は、慣れでカバーできそうな問題であったり、私の使い方では気にする必要がないように思えます。

脚注

  1. ミラーレスカメラのほうがコンパクトとは言っても一般的にという話で、APS-Cやフルサイズのセンサーを使った機種では、カタログ上では重さに差があっても実感としてはその差を感じられ無い気がします。
    例えばEOS M3 + EF-M 22mm F2 STMは475gなのに対して、これまで使っていたEOS Kiss X4 + EF 40mm F2.8 STMは672gでした。EOS M3の方が約200g軽くなりますが、手に持った感覚ではほとんど同じ重さに感じます。確かに容積に差はありますが、一日カバンに入れて持ち歩いても軽くなった実感はありません。

  2. 花や虫の写真を撮る時に一眼レフカメラでフォーカスを合わせるのはなかなか厄介でした。その点ミラーレスカメラはフォーカスポイントを拡大できるので簡単になりました。しかし最近の一眼レフカメラはライブビュー撮影ができるので、花や昆虫などを撮影するときはファインダー撮影にこだわらずミラーレスカメラのようにライブビュー撮影を積極的に選ぶことが得策です。

  3. 地面に近い位置の花を撮影したい時に地面が濡れているのは勘弁して欲しいです。こんな時も一眼レフカメラのライブビュー撮影に切り替えるのが吉です。

カメラをつれて山歩へ行こう!

カメラをつれて山歩へ行こう! (ISBN: 978-4774151007)

山の写真と聞いて私が浮かべる絵は、岩と雪の世界や陰影によって表される山の険しさや荘厳さです。そのような写真を見ると、山ってかっこいい、登るならやっぱり岩山か雪山だなと思います。先日京都市立美術館で見た山岳写真展がまさにそのような写真がほとんどで、モネ展に劣らずじっくりと見てしまいました。

しかし私が写真に撮りたいのは、山を歩いている途中で見つけた「きれい!」や「おもしろい」と思った風景です。それに歩くほうが写真よりも優先なので、じっくりシャッターチャンスを待って決定的な瞬間をものにするような撮り方とは相性がよくありません。スナップ写真のような感じで次々と目に入ったものを撮影するほうが合っているように思います。

写真は、風景やポートレイトとジャンルに分かれており、山の写真は大きく分けて風景写真に分類されます。私が撮りたいのは風景だけでなく人物も含まれるので、旅写真(travel photo)に分類されると思います。山雑誌で言うと、Hutte1やランドネに載っているような写真でしょうか。

そこで山寄りの旅写真を撮る人向けのガイド本がないかと思って本屋さんの写真コーナーを見ていた時に見つけたのが、「カメラをつれて山歩へ行こう!」です。山歩きからだと思いますが、「山歩」(さんぽ)という呼び方がゆるい感じで良いですね。

初心者向けで、人物や風景、動植物と対象毎の撮影するときのコツや注意点が浅くはありますが一通りカバーされていす。ただ写真の初心者向けとは言っても、絞りとシャッター速度の関係がどうとかいう話は一切無しで、もっと実践的に単刀直入に分かりやすく説明してあります。

それと山で良く見かける花や鳥の簡素な図鑑があるのは、山の初心者には嬉しいかと思います。載っている花や鳥の数は非常に少ないのですが、よく見かける花や鳥でまず最初に覚えるにはこのくらいの数の方が良いと思います。

関連書

  • 山と写真(ISBN: 978-4408453880)
  • 山岳写真術(ISBN: 978-4777919819)
  1. 雑誌Hutteは、最近見かけませんが休刊になったのでしょうか?

99.9%は仮説

99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (ISBN: 978-4-334-03341-5)

毎日〇〇の仕組みが解明されたとか、新しく□□が発見されたという記事が発表されますが、それら全ては99.9%どころか科学的には100%「仮説」であるということに驚きました。それだけでなく、現在多くの科学者が「正しい」と考えていることすら仮説の一つに過ぎないということです。

絶対に正しい「真理」と呼べるのは、数学の定理のみです。科学は、多くの科学者が間違いなくこうだと考えていても、より精密な実験や観測を行うと否定するデータ(反証)が見つかり説が覆される可能性を常に秘めています。逆に言うと、この反証で仮説が覆るのが「科学」ということです。

ただ仮説だとは言ってもその信ぴょう性は様々です。この本では、それを多くの科学者が正しいと考える「白い仮説」から、相当疑わしいまたは間違いだと考えている「黒い仮説」まで信ぴょう性を明るさで表現しています。

ここで面白いのは、相当疑わしいまたは間違いとされた説が葬られるのではなく、「黒い仮説」として残ることです。そしてアインシュタインの宇宙定数のように一度は間違いとされた「黒い仮説」が後に「白い仮説」になる事があるということです。

発見や解明されたというニュースに接すると、なんとなくそれは正しいと思ってしまいがちですが、それが白から黒のどの辺りにくる仮説かを考えて受け取る必要がありそうです。

科学の発見や説を疑うことは比較的簡単そうですが、普段の生活も全て仮説の上に成り立っていると意識することは難しそうです。しかしこの仮説(常識)を疑えるようになることが、頭を柔らかくし、それにより世界の見え方や感じ方を大きく変える鍵だということです。

普段接する政治や経済、さらに芸能ニュースであっても、なんとなく読んで「そうか」と思うのでなく前提としている常識は何か?と考えてみると、大して深くはないでしょうけど今までよりもニュースが面白く感じられるようになった気がします。

関連書

  • この世の常識は「仮説」だらけ! なぜ人は「ニセモノ科学」にダマされるのか!?(ISBN: 978-4863892811)

化石の分子生物学

化石の分子生物学——生命進化の謎を解く(ISBN: 978-4-06-288166-1)

タイトルは分子生物学となっていますが、前半ではDNAを抽出する話が主で、後半では分子進化の話が中心となっています。

化石からDNAを抽出というと、やはり避けられないのは映画「ジュラシックパーク」です。この映画の鍵は、琥珀に閉じ込められた蚊から恐竜のDNAを抽出して、それを元に恐竜を復元することです。この「化石の分子生物学」でも恐竜が繁栄していた時代よりは新しい時代のものではありますが琥珀に閉じ込められた昆虫からDNAを抽出する話が取り上げられています。さらに映画のように恐竜の血を吸った昆虫からDNAを抽出するのではなく、直接恐竜の化石から直接DNAが抽出されたという話も書かれています。しかし本当でしょうか?

この本は構成が巧みで、DNAを抽出する方法や塩基配列を決める方法を簡単に紹介しながら、100年位前の剥製からスタートして段々と古いサンプルの解析へと進めていきます。どんどんと時代を遡って古いサンプルからDNAを抽出できるようになる過程は爽快です。

断片的ではあるが恐竜の化石からDNAを抽出でき、DNAが不安定な分子だと思っていた認識を改める必要があるかと思い始めました。しかしここで急転直下、この恐竜のと思われたDNAは、超高感度なPCRを使ったためのエラーらしいということが明らかになります。そこでより新しい時代の結果を検証するとそれらの結果も怪しくなり、まるで歌詞の「三歩進んで二歩下がる」です。化石からはDNAを抽出するのは、不可能と決まったわけではありませんが非常に困難なようです。

化石からDNAを抽出して分子進化を探ることが難しい事が明らかになったので、後半ではその他の方法を紹介しています。

まず一般に見落とされているダーウィンの進化論の前提条件や分子進化の中立説についてわかりやく例を交えて説明していています。これを元に現在の生物のDNAから古代生物が持っていただろう遺伝子を推測する部分など、前半のような直接的な証拠が無く常に「ホントかな?」という一歩引いた感想を持ってしまいました。

関連書

  • マンモスのつくりかた: 絶滅生物がクローンでよみがえる(ISBN: 978-4480860835)
  • ネアンデルタール人は私たちと交配した(ISBN: 978-4163902043)

二分割で六甲全山縦走

六甲全山縦走路を一日で歩く自信はありません。しかし二分割にすれば私でも一泊二日で歩けました。

六甲山の須磨浦公園から宝塚までを一日で縦走する全山縦走大会が毎年秋と春に開催されていましす。日の出前にスタートして、トレランのような速い人で夕方、普通に歩くと真っ暗になった夜の8時,9時にゴールするかなりハードな大会です。

制限時間内にゴールするために歩く速さと時間を考えると、一日で六甲全山を縦走するというのは私には到底無理です。しかし六甲山系の西は住宅地、東は観光地となっているので、体力に合わせてスタート・ゴール地点を途中に設定できます。そのため私でも六甲全山縦走路を分割して歩ききることができます。

体力的には三分割で歩くのが気持ちよく歩ける範囲です。しかし鵯越駅をゴールにするのは、最後が住宅街歩き、それも住宅地の山を一つ超えてさらに急坂を登ってゴールというのが嫌です。またその後の分割地点ではケーブルカーかロープウエイを使って下山・スタート地点へ移動ということになるのも、「ケチ」な性格からも嫌です。スタートが塩屋駅なのも、三ノ宮からの交通費が安くなるからです。

そこで市ケ原で二分割して、歩く時間は長くなりますが頑張って歩くことにしました。それも連休なので二日連続で歩くことにし、気分は山小屋泊一泊二日での六甲全山縦走です。

ルートと注意点

2016-3-20
塩屋駅(7:17)→旗振山(8:08)→高倉台(8:42)→横尾山(9:18)→須磨アルプス・馬の背(9:37)→高取山(11:05)→鵯越駅(12:01)→菊水山(13:30)→鍋蓋山(14:51)→市ケ原(15:43)→新神戸駅(16:36)
距離と時間
21.7km 約9時間半(休憩を含む)
トイレ
塩屋駅内、須磨裏山上遊園、おらが茶屋、高取山、鵯越駅内、下水処理場、再度公園、市ケ原、新神戸駅。
2016-3-21
新神戸駅(7:17)→市ケ原(8:08)→摩耶山(掬星台)(9:52)→杣谷峠(10:27)→記念碑台(11:23)→六甲ガーデンテラス(11:58)→六甲山最高峰(13:02)→船坂峠(14:27)→大谷乗越(15:11-15:23)→塩尾寺(16:30)→阪急宝塚駅(17:14)
距離と時間
24.4km 約10時間(休憩を含む)
トイレ
新神戸駅、市ケ原、摩耶山、記念碑台、ガーデンテラス、六甲山最高峰、宝塚駅。

六甲全山縦走路の距離は、須磨浦公園から宝塚まで50数kmと言われています。私のGPSログで40km程度となっているのは、登り下りを考慮していない単純な直線距離を計算しているからかも知れません1

注意点

  • 一日目
    • 須磨アルプスは、馬ノ背の両側が切れた細い尾根を通過するところも危険ですが、横尾山から下って鎖がある所の下りも要注意です。
    • 妙法寺小学校の所からしばらく車道を歩きますが、交通量が多いので左側(北側)の歩道を歩きます。また道を渡るところがカーブで見通しが悪いので、少し先に行って向こうからくる車がよく見えるところで渡ったほうが安全です。
  • 二日目
    • 丁字ヶ辻から記念碑台の手前まで歩道のない車道を歩くので車に注意が必要です。道の北側が比較的路側が広く小学校の通学路に指定されています。
    • ガーデンテラスから石の宝殿までに何度も車道を横断します。カーブで見通しが悪く、車は人が歩いていない前提で走ってくるので、十分注意して渡ります。
    • 石の宝殿手前のトンネルの上を行くコースは、崩落のためコース入り口にロープがはられていました。通行止めということではなく「注意してください」という程度の案内が書かれていました。怪我したくないので、今回はトンネルを抜けました。
    • 石の宝殿から先は有効なエスケープポイントがないので、後4時間歩ける自信がなければ有馬温泉へ下ることをオススメします。
    • 石の宝殿の先、水無山から船坂峠の間はザレた下りが何ヶ所かあり、ちょっと苦労させられます。

ルート案内

塩屋駅から高倉台

JR塩屋駅を出たら、古い商店街の中を北に進みます。商店街を抜けたら毘沙門の道標に導かれて川沿いを進み、幼稚園(保育所?)の前を通る急坂を登ります。急坂を登りきり団地の南に出たら、神戸市少年の家の方に坂道を登って行きます。さらに奥に進むと墓地の前に出て、その少し先から山道が始まります。この時期はウグイスがよくこの辺りで鳴いています。

道に沿って登って行くと、階段を登り切ったところで塩屋からの別の道と合流します。後はそのまま進むと須磨浦山上遊園の噴水広場に出ます。ここからは明石海峡大橋がよく見えます。

須磨浦山上遊園からの眺め。明石海峡がよく見えます。
須磨浦山上遊園からの眺め。明石海峡がよく見えます。
明石海峡大橋。
明石海峡大橋。

さらにもう少し登ると旗振り山に出ます。茶屋の前からは、須磨の海岸と神戸市街が見渡せます。

旗振り山を過ぎると尾根伝いに鉄拐山を経ておらが茶屋に着きます。おらが茶屋の屋上からの東西方向の見晴らしも見事です。おらが茶屋から階段を下ると、高倉台の住宅街に出ます。

高倉台から妙法寺駅

高倉台の住宅地を抜けると、明石海峡大橋など見晴らしが良い急階段があります。

栂尾山への階段。
栂尾山への階段。

急階段を登り切るとすぐに栂尾山に着きます。この栂尾山も展望台になっています。栂尾山から尾根道を進むと横尾山に着きます。

横尾山を過ぎると鎖のある岩場や須磨アルプス(馬ノ背)という難所が続きます。特に馬ノ背はとても細い尾根道なので注意して越えます。

須磨アルプスを越えて一旦登り返し、北に下ると横尾の住宅街に出ます。バス道に出て下ると妙法寺駅があります。ただし縦走路は、妙法寺駅に行く手前に分岐があります。

妙法寺駅から鵯越駅

高取山に向かうには、バス道を妙法寺駅に向かいますが、横尾中学への分岐の先にある団地手前で右に入ります。そのまま奥に進み大きな道の上、さらに道の下を抜けて下って行くと妙法寺の前を通って大きな道との十字路に出ます。十字路の右側100mくらいの所にコンビニがあります。

十字路を渡って左側の歩道を進んで行くと、カープ右側(内側)に大きな木があります。この木のある所の細い道に入っていきます。ただしここは見通しが悪いので横断に注意が必要です。

細い道を進むと公園があり、その少し先に左に入る道があります。分岐には全山縦走路の案内があったと思います。小さな畑を脇に見ながら進むと公園にぶつかります。公園のフェンスに沿って右に進むと高取山への登山道が始まります。

荒熊神社の所にくると道が水平になり高取神社まで直ぐです。高取神社の階段を登る高取山の山頂です。この階段からの見晴らしも見事です。

高取神社を過ぎると下りになり、道沿いに茶屋が何軒も並んでいます。

鷹取山から下る途中から見える眺め。背の高い建物は、神戸駅付近から三ノ宮の辺り。
鷹取山から下る途中から見える眺め。背の高い建物は、神戸駅付近から三ノ宮の辺り。

東側の見晴らしが良い所を過ぎて少し下ると、茶屋とちょっとした広場脇にトイレがあります。このトイレの所から北東に下ります。砂防ダムを過ぎ、住宅街を下って行くと川を渡って大きな道に出ます。

ここからが道迷い多発地帯の丸山住宅街です。道を渡ったらすぐ左に入り、全山縦走路の案内表示を見落とさないように注意して鵯越駅を目指します。丸山住宅街を越えて、神鉄の線路をくぐる源平町の急坂を登り切り、大きな道路の下をくぐると鵯越駅は直ぐです。

鵯越駅から市ケ原

鵯越駅の新開地方面行きホームの裏(南側)を通って、公園に出ます。公園を抜けると平らな山道となり、舗装路に出たら北に進みます。下水施設の北側を下って下側の舗装路に出ます。下側の舗装路を北進すると下水処理場に出ます。さらに道なりに進むと行き止まりになるので、そこから山道に入ります。

鳥原川の流れ。
鳥原川の流れ。

しばらく川沿いに進んだ後、川を橋で渡って菊水山に向かいます。ゴルフ場の脇までくると菊水山の激登りが始まります。菊水山は非常に見晴らしが良く、歩いて来た山々を見渡すことができます。

菊水山からの眺め。朝一番奥の旗振山を越えて、見えている山を伝ってここまで来た。
菊水山からの眺め。朝一番奥の旗振山を越えて、見えている山を伝ってここまで来た。

菊水山を越えると一旦天王吊橋まで下った後、下ったのと同じくらいの標高差を鍋蓋山まで登り返します。この下りと登りもなかなか急です。鍋蓋山からは神戸港など南側の展望が開けています。

鍋蓋山からの眺め。ハーバーランドからポートアイランド、奥には神戸空港も見えています。
鍋蓋山からの眺め。ハーバーランドからポートアイランド、奥には神戸空港も見えています。

鍋蓋山からは、多少のアップダウンを繰り返して大龍寺の前に出ます。大龍寺からは車道を市ケ原のすぐ手前まで下っていきます。さらに川沿いを下ると生田川に出会い、橋を渡って対岸を登ると市ケ原です。

一日目はここまで。脳内山小屋を目指して新神戸まで舗装路を下ります。

市ケ原から記念碑台

二日目は、脳内山小屋を出発してまず新神戸から市ケ原まで登ります。新神戸から市ケ原まではほとんど舗装路ですが、市ケ原を越えると山道になります。

市ケ原を出発したら学校林道との分岐まで頑張って登ります。

摩耶山へ登る途中からの眺め。昨日歩いた旗振山から高取山が見えています。右端には明石海峡大橋も見えています。
摩耶山へ登る途中からの眺め。昨日歩いた旗振山から高取山が見えています。右端には明石海峡大橋も見えています。

学校林道との分岐を過ぎると急な登りはなくなり、尾根沿いにアップダウンを繰り返すと摩耶山に着きます。摩耶山も見晴らしがいいところです。

摩耶山からの眺め。大阪湾を一望できます。
摩耶山からの眺め。大阪湾を一望できます。
摩耶山からの眺めた神戸市の中心部。
摩耶山からの眺めた神戸市の中心部。

摩耶山からは、オテル・ド・摩耶の前を通って、天上寺の裏を抜け、アゴニー坂を下り車道に出ます。車道を進み神戸市立自然の家を過ぎたところからまた山道に入ります。

階段をクリアしてさらに進むとまた車道に出ます。丁字ヶ辻には、車道沿いに進むコースと、三国池の方を回るコースがあります。私は大抵道を渡って山道を進んで三国池に寄ってから、さらに登って車の少ない北側の道で丁字ヶ辻に出るコースを取ります。

丁字ヶ辻から記念碑台までは車道を歩きますが、六甲山ホテルの前までは交通量が多いのに歩道がないので車に十分注意する必要があります。

六甲山ホテル先にある交番を過ぎた所にある階段を登ると記念碑台に着きます。

記念碑台から六甲山最高峰

記念碑台からは、十字路を斜めに渡って池の先にある坂道に入ります。六甲山小学校を過ぎ、ゴルフ場目指します。ゴルフ場を奥に進むとコースに沿った道があります。この道を進み、車道を渡ってみよし観音の脇を通り、階段を登ってガーデンテラスに出ます。

ガーデンテラスの車道沿いに一番東まで行くと電波塔があるので、それを囲むフェンスに沿って南側を進みます。そして電波塔のたくさん立っている山を越えると紅葉谷への分岐がある極楽茶屋跡にですます。

道沿いにしばらく東に進むと北側に山道があります。これを辿って何度か車道を渡りながら進むと最後に階段を登り六甲山最高峰へ続く舗装路に出ます。この合流地点からは、大阪方向の眺めが最高です。舗装路を北側に進むと電波塔があり、その奥に最高峰の柱が立っています。

六甲山最高峰手前からの眺め。梅田から天王寺のハルカスもはっきりと見えました。
六甲山最高峰手前からの眺め。梅田から天王寺のハルカスもはっきりと見えました。

六甲山最高峰から宝塚

最高峰から舗装路を下り、車道に沿って少し東側に進みます。南側に山道があるので、これを入ります。また車道に出たら道沿いに進み、トンネルを抜けます。石の宝殿を超えてしばらく車道を下りますが、歩道がないので車に注意する必要があります。

石の宝殿から5分ほど車道を下ると切り通し状の手前に東側に下る山道があるので、ここを下ります。しばらくは歩きやすい尾根道ですが、水無山から船坂峠まではザレた急坂が所々にあります。

船坂峠を過ぎると歩きやすい林の中の道になります。大平山のところで舗装路に出るので、道沿いに10分ほど下りまた山道に入ります。大谷越えの手前で階段状の急斜面を下ります。

車道を渡ると、ここからは歩きやすい山道が続きます。ゆずり葉台へ下る道との分岐を過ぎると、すぐに送電線の鉄塔があります。ここでコースを少し外れて南側に入ると、西宮から大阪方向の見晴らしが良い場所に出ます。

大阪市街の眺め。この送電線まで来るとゴールはもうすぐです。
大阪市街の眺め。この送電線まで来るとゴールはもうすぐです。

さらに歩きやすい道を進むと神社があり、ここからしばらくザレた下りがあります。最後階段を下ると塩尾寺に出ます。

塩尾寺からは車道をどんどん下っていきます。大学の体育館脇を過ぎてT字路に突き当たったら、道標を確認しながら住宅街を抜けて宝塚駅を目指します。

景色と発見

絶景ポイント

このコースはいくつものピークを越える縦走コースです。そのため途中には見晴らしの良い場所がいくつもあります。天気が良ければコースの前半は海の眺めが素晴らしく、後半は大阪平野と大阪湾の眺めが最高です。

一日目は少し雲が多く、旗振り山からは須磨の海岸に雲の隙間からさす光の筋が見えていました。このような光の筋は、「天使の階段」とも呼ばれるそうです。

旗振山からの眺め。須磨の海岸がよく見えます。
旗振山からの眺め。須磨の海岸がよく見えます。

山らしい景観は、やはり須磨アルプスです。すぐ下には住宅街が広がっているのですが、低山とは思えない荒々しく迫力のある山肌が広がっています。

須磨アルプス。横尾山からの下り。
須磨アルプス。横尾山からの下り。
須磨アルプス。距離感がありませんが、いったん階段で下ってから、向こう側の細い尾根(馬の背)を歩きます。
須磨アルプス。距離感がありませんが、いったん階段で下ってから、向こう側の細い尾根(馬の背)を歩きます。
馬の背手前。以前は下の道標のところまで降りてから向かいを登っていましたが、最近はトラバースのショートカットがメインコースになってしまったようです。
馬の背手前。以前は下の道標のところまで降りてから向かいを登っていましたが、最近はトラバースのショートカットがメインコースになってしまったようです。

見晴らしという点では、六甲山最高峰の下や塩尾寺から下った所から見る大阪平野の眺めが絶景です。六甲山最高峰の下は、標高があるので大阪平野だけでなく大阪湾の入り口までも眺められます。反対に塩尾寺から下った所は、標高が低いので街並みが手に取るように見えつつ生駒山から京都との方まで見えるのが魅力です。

その中間が、塩尾寺手前の送電線のところです。ただし写真を取ると必ず送電線が入り込んでしまいます。

ところが今回大阪市街がよく見える場所を見つけました2

大阪市街の眺め。今回見つけた穴場ですが、この後の季節は葉に覆われて見える範囲がかなり狭くなりそうです。
大阪市街の眺め。今回見つけた穴場ですが、この後の季節は葉に覆われて見える範囲がかなり狭くなりそうです。

大谷越えを過ぎてしばらく進んだところで、木々の間から大阪市街がよく見えることに気が付きました。ただこれは木が葉を落としていたからで、これから葉が出てくるとあまり見えなくなってしまいそうです。ドーンと広々とした眺めだともっと良いのですけど。

椿

ここ最近椿の花に魅せられています。それほど綺麗な花だとは思っていませんしたが、椿が咲いていたり花が落ちているとつい写真に収めてしまいます。この変化は、フキノトウの苦味を美味しいと感じてしまうような年齢によるものなのでしょうか。

ヤブツバキ。鍋蓋山の山頂に、大きな椿の木が生えていました。
ヤブツバキ。鍋蓋山の山頂に、大きな椿の木が生えていました。

特に椿の落花が魅力的です。登山道にパラパラ落ちていたり、斜面を転がって溜まった落花につい目が行ってしまいます。

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ただ椿の花に引き寄せられるのは私だけでないようで、椿の花が落ちている近くに杭があると、その上によく椿の花が乗せられているのを見かけます。

誰がやるのかツバキの季節には、杭の上にツバキが置かれる。
誰がやるのかツバキの季節には、杭の上にツバキが置かれる。

誰がこんないたずらを始めるんでしょうね。もちろん私も傷んだ花を新しいのに置き換えました。

摩耶紅梅

摩耶山では紅梅がちょうど満開になっていました。

摩耶紅梅。満開の紅梅が青空に映えていました。
摩耶紅梅。満開の紅梅が青空に映えていました。
摩耶紅梅。
摩耶紅梅。

掬星台の広場ではテントを広げている人がいました。春になり、そろそろ私も泊まりがけの山歩きに行きたくなっています。

その他の花

3月に入ると山道にも色々な花が咲き出します。まず最初にキランソウやアセビが花を咲かせます。

キランソウ。この花が咲くと春はもうすぐです。
キランソウ。この花が咲くと春はもうすぐです。
アセビ(馬酔木)。
アセビ(馬酔木)。

ミツバツツジやタムシバが咲き始めると、春も本番になります。今回標高の低い須磨から高取山の辺りではミツバツツジが咲き始めていましたが、摩耶山から六甲山最高峰にかけてはまだかたい蕾のままでした3

ミツバツツジ。標高の低い縦走路西側では咲き始めていましたが、摩耶山から東ではまだ蕾でした。
ミツバツツジ。標高の低い縦走路西側では咲き始めていましたが、摩耶山から東ではまだ蕾でした。
タムシバ(かな?)。
タムシバ(かな?)。

ヒメオドリコソウやスミレは、山の草というよりはもっと人里や街場に近い所に生える草ですね。

ヒメオドリコソウ。この個体は上の方の葉も緑色でした。
ヒメオドリコソウ。この個体は上の方の葉も緑色でした。
タチツボスミレ(かな?)。
タチツボスミレ(かな?)。
タチツボスミレ(かな?)。
タチツボスミレ(かな?)。

費用

項目 金額 メモ
JR 220円 三ノ宮から塩屋
阪急 280円 宝塚から神戸三宮
お茶 140円 記念碑台
合計 640円  

阪急または阪神で三ノ宮(神戸三宮)から須磨浦公園まで行くと370円となります。この差をケチってスタートを塩屋駅にしました。

宝塚から帰るときに料金をイコカで払いましたが、土日祝日限定で使える割引きっぷが阪急にはあります。

ゴミ採集ゲーム

2016-3-20
23点採集して「役なし」でした。けっこう大漁で役ができると思ったのに残念。
ゴミ採集ゲームの結果。23点採集して「役なし」でした。
ゴミ採集ゲームの結果。23点採集して「役なし」でした。
2016-3-21
28点採集してペアが一つでした。20日に採集した物の記憶が残っていたのか、採集した時にはもっと役ができている気がしたのですが。それと風が強くて、採集した物を落として飛ばされそうになってしまいました。
ゴミ採集ゲームの結果。28点採集してペアが一つでした。
ゴミ採集ゲームの結果。28点採集してペアが一つでした。

参照と脚注

  1. KOBE六甲全山縦走大会参加のご案内 – 神戸市では50数kmとなっています。測定の仕方で距離に差があるのは当たり前ですが、50数kmというのは長く見積もりすぎているようです。六甲全山縦走路の距離

  2. 縦走路から少し外れますが、岩倉山の電波反射板のところからも大阪市街がよく見えます。ただし視界が木で狭められていて、あまり広々とした見晴らしではありません。

  3. この記事を書いている4月半ばは、既に摩耶山などではミツバツツジの見頃になっていると思います。反対に標高が低いところでは花が終わっているかもしれません。

京都市街が一望の大文字と哲学の道

京都市の大文字山に登ってきました。大文字山山頂からの眺めは素晴らしいのですが、それにもまして大文字焼きの火床からの眺めは素晴らしかったです。

展望は山に登る楽しみの一つです。高い山からの遠景も捨てがたいのですが、低い山は街並みがすぐ近くに広がって見えるのも良いものです。

そんな街並み展望にオススメな山が大文字山です。と言っても大文字山の展望が良いのはガイドブックで知っているだけで、登ったことはありませんでした。そこで、やはり京都といえば桜か紅葉の時期だなと思い、桜の季節に合わせて登ってきました。

大文字山からは大阪梅田のビル群まで見えるほどの展望で、大文字焼きの火床からは京都市街が手に取るようにみはらせてとても良かったです。帰りは花見をしながら銀閣寺から「哲学の道」を散策しました。ただスタートした朝8時の段階でもかなりの人が歩いていたので想像がついていましたが、下山した時には「哲学の道」は人だらけでした。

景色と発見

大文字からの絶景

今回のハイキングで一番のオススメは大文字の火床からの眺めです。

大文字から京都市街を望む。
大文字から京都市街を望む。

途中や大文字山からの眺めも素晴らしかったのですが、ここは京都市街がとても近く、市街地の建物が手に取れるようでした。沢山の人がお弁当を広げていましたが、こんな眺めを見ながらのお弁当はより美味しかったでしょうね。

大文字がどのような所に書かれているのか考えたことがありませんでしたが、こんなにも急な山肌に書かれているとは思いませんでした。

大文字の火床と京都市街。市街の緑は吉田山、下鴨神社、それと御所です。
大文字の火床と京都市街。市街の緑は吉田山、下鴨神社、それと御所です。

下の方は比較的なだらかですが、上に行くに従って急勾配になっていました。大文字山から下ってきて火床に出た時には、崖かと思ったほどです。

大文字の火床と京都市街。火床は、大谷石が置かれていました。
大文字の火床と京都市街。火床は、大谷石が置かれていました。

この急斜面では、火床の近くまで荷物を運ぶロープウエイが作られているとは言え、送り火に使う薪をそれぞれの場所に運ぶのは大仕事そうです。

大文字脇の桜。
大文字脇の桜。

ミツバツツジ

山ではミツバツツジが見頃を迎えようとしていました。まだ蕾の木もたくさんあったので、見頃は次の週末(9日, 10日)頃でしょうか。

ミツバツツジ。
ミツバツツジ。
ミツバツツジ。
ミツバツツジ。
ミツバツツジ。
ミツバツツジ。

ミツバツツジの写真を撮っていたら、昆虫が飛んできました。種は分かりませんが、蝶のような長い口を伸ばして飛びながら蜜を吸っていました。飛びながら蜜を吸うって、ハチドリみたいですね。

ミツバツツジと昆虫。とっても長い口を伸ばして、ホバリングしながら蜜を吸っていました。
ミツバツツジと昆虫。とっても長い口を伸ばして、ホバリングしながら蜜を吸っていました。

また別の花にはクモが陣取っていました。こおいう小さい虫を見つけると、花よりついそっちに目が行ってしまいます。

ミツバツツジとクモ。
ミツバツツジとクモ。

春になり昆虫も活発に動きまわる時期になったようです。

満開の桜(哲学の道ほか)

桜の開花宣言から約一週間、京都はちょうど桜が満開となっていました。

朝スタート前に琵琶湖疏水のインクライン脇に植えられている桜を見ましたが、帰りは銀閣寺から「哲学の道」沿いに植えられている桜を見ながら蹴上駅まで戻りました。

哲学の道。
哲学の道。

京都では和服姿で観光していいる人が以前から多かったのですが、今回は海外からと思われる方が着物を着ているのをよく見かけました。多分貸衣装のサービスがあるのでしょう。海外旅行で民族衣装を着れるのはあるでしょうけど、そのまま外に出られるのは面白いですね。

それとウェディング写真なのか、人混みの中で専属のカメラマン付きで記念撮影をしているカップルを何組も見ました。これも初めて見た光景です。綺麗な場所ではありますが、背景の人混みをどう処理するのでしょう気になりました。

そんなことを思いながらの花見。

花の白と若葉の緑の組み合わせが、清々しかったです。
花の白と若葉の緑の組み合わせが、清々しかったです。

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南禅寺は紅葉だけでなく桜も綺麗ですね。

南禅寺法堂と桜。
南禅寺法堂と桜。
南禅寺法堂の瓦には「南禅」とマークが入っていました。
南禅寺法堂の瓦には「南禅」とマークが入っていました。

南禅寺からまっすぐ「ねじりまんぽ」を抜けて蹴上駅に戻るつもりでしたが、駅への曲がり角を曲がり忘れたので遠回りしてインクラインの桜をもう一度見ておきました。

琵琶湖疏水のインクラインを下から見上げる。
琵琶湖疏水のインクラインを下から見上げる。
水力発電所だったと思われるレンガ造りの建物脇に咲く桜。
水力発電所だったと思われるレンガ造りの建物脇に咲く桜。
琵琶湖疏水と桜。
琵琶湖疏水と桜。

その他の花

今回見たかった花は、ミツバツツジと桜ですが、他にも綺麗な花を見つけました。

日向大神宮に向かう道沿いには、サクラソウが咲いていました。このサクラソウは栽培種なので、多分近所の人が植えたのだと思います。

サクラソウ。園芸種だと思います。
サクラソウ。園芸種だと思います。

でも薄い花が可憐でいいですね。

またムラサキケマンも咲いていました。

ムラサキケマン。
ムラサキケマン。

日向大神宮ではショウジョウバカマが咲いていました。

ショウジョウバカマ。
ショウジョウバカマ。

日向大神宮で一番気に入ったのは、カキツバタの池に浮かぶ椿の花です。

椿とカキツバタ(かな?)。赤と緑のコントラストがとても綺麗でした。
椿とカキツバタ(かな?)。赤と緑のコントラストがとても綺麗でした。

椿の花が池に落ち、それがカキツバタの芽と見事なコントラストを作っていました。

ぐるぐる渦巻き

大文字山の、特に前半部分にはお正月飾りに使うようなシダの仲間がたくさん生えていました。六甲山ではあまり見かけないので珍しかったです。

ぐるぐる渦巻き。お正月飾りに使うようなシダがたくさん生えていました。
ぐるぐる渦巻き。お正月飾りに使うようなシダがたくさん生えていました。

新芽はゼンマイのようにぐるぐると渦を巻いていますが、種類が違うのか比較的毛が少なく仏具の法輪のような芽がありました。

法輪のようなシダ類の芽。
法輪のようなシダ類の芽。

高校の修学旅行以来の銀閣寺

京都は、関西に越してきて日帰りで行ける観光地になりました。そのため何度も気軽に訪れることができるようになりました。もちろん東山も桜や紅葉の季節には毎年のように来ています。

しかし銀閣寺は、高校の修学旅行で京都に来た時以来訪れたことはありませんでした。哲学の道を歩いても、銀閣寺のところで引き返すか、バスで帰るだけでした。何でかな?たぶんいつも多くの人で賑わっていて、ごみごみしているのが嫌いだからだと思います。

この日も大文字から下山すると銀閣寺の参道には大勢の人が出ていました。

銀閣寺前の混雑。
銀閣寺前の混雑。

ただ出たところが銀閣寺総門のすぐ前だったので、せっかくなので銀閣寺を訪れてみました。

慈照寺といえば、この銀沙灘・向月台に銀閣ですね。
慈照寺といえば、この銀沙灘・向月台に銀閣ですね。

しかし入ってみると人がぞろぞろ歩いていてワビもサビもありません。結局軽く庭を見ただけで出てきてしまいました。

それでも総門から中門まで続く背の高い生け垣に発見がありました。この生け垣は椿の木なんですね。あまり多くは咲いていませんでしたが、この生け垣が椿の木だという発見だけでも行ってみてよかったです。

銀閣寺の生け垣が椿だとは知りませんでした。
銀閣寺の生け垣が椿だとは知りませんでした。

ルートと注意点

2016-4-2
蹴上駅→日向大神宮(8:44)→七福思案処(9:11)→南禅寺分岐(9:51)→大文字山(10:31)→大文字(11:04-11:34)→慈照寺(銀閣寺)(12:09-12:28)→哲学の道→南禅寺(13:24-13:36)→琵琶湖疏水・インクライン→蹴上駅(14:01)
距離と時間
10.3km 約6時間(休憩を含む)
トイレ
蹴上駅内、日向大神宮、慈照寺(銀閣寺)内、南禅寺。

注意点

技術的に危険な場所はありませんでしたが、枝道が非常に多いので道迷いに注意が必要です。日向大神宮から大文字山手前までは京都一周トレイルなため分岐毎に道標が立っていますが、大文字山から大文字の火床に出るまでは標識はなく少し不安になりました。

大文字山の少し手前(東山44-1付近)に林道がありましたが、林道には入らずに細い山道を進みます。

銀閣寺側から反対向きに歩くときは、大文字山から降ってきて京都一周トレイルへ出る部分を見落としそうでした。大文字山から降ってきて「A14」(間違っている可能性あり)という書かれた杭のある鞍というか肩状の部分で南に向かうのですが、そのまま直進してしまいそうです。

コース途中に露岩の登りがありましたが、結晶の細かい岩で滑りやすかったです。

ルート案内

地下鉄の蹴上駅を出て東側に少し進むと日向大神宮への道があるので、ここから入っていきます。日向大神宮に向かって少し登ると琵琶湖疏水インクラインの上流側に出ます。

琵琶湖疏水のインクライン。朝8時過ぎには既にこのにぎわいでした。
琵琶湖疏水のインクライン。朝8時過ぎには既にこのにぎわいでした。

また蹴上駅を出たら反対側(西側)に進んで「ねじりまんぽ」1をくぐり、トンネルを出たすぐ脇のチェーンで車止めされている坂を登ってインクラインに出て、インクラインを登っても同じ所に着きます。

「ねじりまんぽ」の入り口。
「ねじりまんぽ」の入り口。
レンガが斜めに積まれた「ねじりまんぽ」。この部分だけを見ると斜めですが、全体では螺旋を描くようになっています。
レンガが斜めに積まれた「ねじりまんぽ」。この部分だけを見ると斜めですが、全体では螺旋を描くようになっています。

細い坂道をどんどん登って行くと、日向大神宮に出ます。ここで南側の山道に入って七福思案処に出ることもできますが、せっかくなので日向大神宮にお参して天岩戸をくぐっておきます。

日向大神宮の天岩戸。
日向大神宮の天岩戸。

天岩戸をくぐったらそのまま山道を進み、北側から七福思案処に出ます。七福思案処の手前は、木の根が出た歩きにくい道でした。

根が剥きだした道。
根が剥きだした道。

日向大神宮からのコースには枝道がたくさんありますが、京都一周トレイルの一部なので分岐毎に道標があり迷うことはありません。

京都一周トレイルを示す道標。分岐が多いので、この道標はとても頼りになりました。
京都一周トレイルを示す道標。分岐が多いので、この道標はとても頼りになりました。

七福思案処から少し登ると南側の展望が開けた場所があり、さらに登って行くと赤茶色の露岩の登りがあります。この露岩帯からは、山科の市街地が見渡せます。この後も見晴らしの良い場所がところどころ出てきます。

山科の眺め。白く横に伸びる帯は、線路の斜面でした。
山科の眺め。白く横に伸びる帯は、線路の斜面でした。

基本的に一度も下ること無く尾根伝いに大文字山まで登っていきます。大文字山の少し手前(東山44-1付近)で林道に出会いますが、林道を使わずに細いトレイルを進みます。

大文字山の手前で京都一周トレイルと別れます。トレイルは鹿ケ谷(ししがたに)へ下りますが、大文字山の山頂へは直進して少し登り、そこから西側へ広い尾根を登ります。

京都一周トレイルから大文字山への分岐。トレイル(実線)は大文字山に登らずに西の鹿ヶ谷へと下ります。
京都一周トレイルから大文字山への分岐。トレイル(実線)は大文字山に登らずに西の鹿ヶ谷へと下ります。

尾根を登り切ると大文字山の山頂です。山頂からは京都市街だけでなく梅田のビル群も見えます。

大文字山から眺めた京都市街。南側には大阪市街のビルも見えました。
大文字山から眺めた京都市街。南側には大阪市街のビルも見えました。

大文字山から北西に少し下ると谷側に下る道と尾根伝いに下る道があり少し迷いましたが、どちらも結局同じ所に出るようでした。この後も尾根伝いに下って行くと、大文字の火床に出ます。

急な階段を「大」の「一」と「人」が交わるところまで下り、「一」の左(書き初めの所)から階段をさらに下って下山します。中盤で鞍状の部分に出ます。ここから鹿ケ谷へ下れますが、Uターンする感じに進みさらに銀閣寺に向かって下っていきます。

銀閣寺からは、琵琶湖疏水からの流れに沿った哲学の道を上流側に若王子神社まで進みます。後は一旦西に下った後、車道を南に永観堂、南禅寺と進んでスタートの蹴上駅に戻ります。

銀閣寺の前の道をまっすぐ桜並木に沿って西に進むと銀閣寺道のバス停が有ります。ここから京都駅にバスでも行けますが、このバスはたいてい大混みです。地下鉄の山北駅へ向かうほうが多少は空いているでしょうか。

費用

項目 金額 メモ
JR 1420円 三ノ宮から京都往復
昼とく切符
地下鉄 520円 京都から蹴上往復
拝観料 500円 銀閣寺
合計 2440円  

土曜日だったので三ノ宮 – 京都間は昼とく切符をチケット屋さんで購入しました。通常だと往復で2160円となります。

ゴミ採集ゲーム

ゴミ採集ゲームの結果。4点採集して「役なし」でした。
ゴミ採集ゲームの結果。4点採集して「役なし」でした。

4点採集して「役なし」でした。初めてのコースだったのであまり下を見ていなかったということもありますが、沢山の人が歩いている割にはゴミが少なかったです。

参照と脚注

  1. このレンガ積みのトンネルは、「ねじりまんぽ」です。名前のようにレンガがライフル銃の溝のように螺旋状に積まれているのが特徴です。

摩耶山の山開き・摩耶詣祭

摩耶山の山開き・摩耶詣祭に参加して、護摩の煙に燻されてきました。摩耶鍋も美味しかったです。摩耶山の自然観察園では、ミズバショウが数株咲いていました。

今年は暖冬なので例年より桜が早く咲き、ハイキングは桜の花を見ながら歩けるところが良いな思っていました。しかし結局例年とそれほどの違いはなく、開花宣言が出たばかりで見頃はまだ少し先でした。

そこでどこに行こうかなと考えていたら、摩耶山の山開き・摩耶詣祭が行われるということを知りました1。たしか昨年は摩耶詣祭の日を知らずに摩耶山へ登り、ちょうど行事が終わった頃に着いて参加できませんでした。そこで、今回は摩耶詣祭に参加するため摩耶山へ登ってきました。

景色と発見

摩耶詣祭

摩耶山の掬星台での行事は11時半からですが、出発が少し遅くなってしまいました。そのため登っている途中で既に法螺貝の音が聞こえてきて間に合わないかと少し焦りましたが、なんとか最初から参加することができました。掬星台の行事の前に、馬が天上寺からぺっこらぺっこらと掬星台までやって来るので、その時の法螺貝だったようです。

摩耶詣の木曽馬。
摩耶詣の木曽馬。

東灘区長さんなどの挨拶の後に結界の中で護摩を焚くのですが、その前に山伏問答が行われました。

結界の入り口で護摩供養に参加したいという他所から来た山伏が本当の山伏か検めるために、山伏の開祖が誰かとか、身に着けている物の名前などを問答して調べます。聞き取れないことろもありましたが、「そうなのか」と知らないことだらけで面白かったです。基本的に身に着けているのは修行の時に使うものらしいです。

山伏問答に合格すると、結界の中に入れてもらえて護摩が焚かれます。

IMG_9411

摩耶山の山開き、護摩供養。
摩耶山の山開き、護摩供養。

護摩はただ燃やすだけなのかと思っていましたが、火の勢いを抑えるためか水蒸気で煙を増量するためか水をかけるのですね。最初水ではなく、燃えやすくするために石油をかけているのかと思ってしまいました。

護摩をたくときには、燃えないように水をかけるとは知りませんでした。
護摩をたくときには、燃えないように水をかけるとは知りませんでした。

煙をたくさん浴びて厄除けにはなったと思いますが、燻されて香ばしい香り染み付いてしまいました。ただこの護摩に使うヒノキは煙が目に入っても全く痛くならないことも発見でした。

ここで護摩供養が終わるまでに少し時間があので、名物の摩耶鍋2を食べてました。

摩耶鍋。具だくさんで酒粕の甘さと香りが良かったです。
摩耶鍋。具だくさんで酒粕の甘さと香りが良かったです。

摩耶鍋は粕汁の仲間で、春菊や里芋、人参、お肉などたくさんの具と酒粕の甘さが合わさってとても美味しかったです。少し甘目なので塩辛いおにぎりととても良く合いそうです。そう言えばお好みで七味をかけて下さいと言っていました。

護摩供養が終わると、参加者に「摩耶昆布」が配られました。昔は違ったのでしょうけど、中身は「都こんぶ」でした。酸っぱいものは積極的に買うことがないので、久しぶりに食べました。

摩耶昆布。中身は「都こんぶ」でした。
摩耶昆布。中身は「都こんぶ」でした。

摩耶昆布の行列に並んでいたら、マヤ暦(ごよみ)3をもらいました。このマヤ暦は、マヤカツなど摩耶山でのイベントなどを書いた手書きのカレンダーです。知ってはいましたが、初めて実物を見ました。手書きって味があっていいですね。

しゅげんくん。摩耶山のある神戸市東灘区のマスコットです。
しゅげんくん。摩耶山のある神戸市東灘区のマスコットです。

摩耶詣祭には、「しゅげんくん」4も参加していました。初めて知りましたが、神戸市灘区のマスコット(ゆるキャラ)です。

もらった名刺によると、てんぐ族の子どもで、修験者(山伏)見習いという設定だそうです。てんぐ族って…ちょっと上手く行っただけで鼻高々になっていそうですね。一応ちゃんと弓矢がうまくなるように日夜特訓しているそうです。

満開の摩耶紅梅と巫女さん。
満開の摩耶紅梅と巫女さん。

ミズバショウ

摩耶山の自然観察園ではミズバショウが数輪咲いていました。もう少しすると葉がずっと大きくなるので、ちょうど見頃というところでしょうか。

ミズバショウ。ザゼンソウも植えられていますが、開花はミズバショウより遅いようです。
ミズバショウ。ザゼンソウも植えられていますが、開花はミズバショウより遅いようです。

まだ花が咲いていない株もあったので、もうしばらくはミズバショウを見ることができると思います。また近所では、六甲高山植物園5でもミズバショウを見ることができます。

今のところ他には何も咲いていませんが、4月下旬になるとヒカゲツツジやシャクナゲの花も自然観察園で見られます。

ヤブツバキ

最近椿の花がとても気に入っています。

ヤブツバキ。
ヤブツバキ。

椿は花がポロッと落ちるので縁起が良くないと言われますが、そのままの形でポロッと落ちるからこそ元の形を落ちても留めていて落花も綺麗です。

ヤブツバキが斜面に密集して生えていると、落ちた花が斜面を転がって下の方に落花の絨毯を作ります。これだけ集まると見事です。

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中には斜面を転がった勢いで川に落ち、そのまま流されてくるものもいます。それが溜まって浮かぶ姿もなかなか風流です。

沢に浮かぶ椿の落花。
沢に浮かぶ椿の落花。

ルートと注意点

2016-3-26
新神戸駅(9:11)→市ケ原(10:00)→六甲全山縦走路→摩耶山(掬星台)(11:28-13:01)→桜谷→桜谷出合(13:52)→トエンティクロス→市ケ原(15:15)→新神戸駅(15:58)
距離と時間
12.8km 約7時間(休憩を含む)
トイレ
JR新神戸駅、展望台、市ケ原、摩耶山(掬星台と自然観察園入り口)。
摩耶山掬星台のトイレが、以前よりカラフルな外観に塗り替えられていました。

注意点

市ケ原から六甲全山縦走路で摩耶山へ登る時、岩場というほどではありませんが何ヶ所か「よっこいしょ」と登る場所がありました。

下山に使った桜谷ととエンティクロスは、雨の後に増水すると渡れなくなる場所があります。

ルート案内

新神戸駅を出発し、橋を渡り右に進むとといきなり展望台までの階段が始まります。歩き始めで体も暖まっていないので、ここの登りはいつもきつく感じます。そのため展望台に着くと摩耶山までの半分は登ったような気になります。橋を渡って反対の左に進むと布引の滝を経て同じ展望台に向かいます。展望台から市ケ原までは布引ダムを眺めながらの歩道が続きます。

光りきらめく布引貯水池。
光りきらめく布引貯水池。

市ケ原を過ぎると山歩きが始まります。

今回は、六甲全山縦走路の北側(新市ケ原ダムの方)のコースでハーブ園との分岐に出ました。一旦下った後は学校林道の分岐まで登り(稲妻坂)が続き、その後は尾根を進みアドベンチャーコースの分岐がある鞍部に出ます。この分岐からは摩耶山まではひと上りですが、最後の長い階段が意外と足に来ます。

同じ稲妻坂の手前の分岐に出るハーブ園側からのコースは、2016年版の「山と高原地図」では赤色点線コースに変更されています。しかし私は、このハーブ園側のコースの方が新市ケ原ダムの方を通るよりも歩きやすく楽な気がします。

NHKなどのアンテナ群脇の車道を下って行くと摩耶山掬星台へと出ます。摩耶山の山頂へは、アンテナ群の東側に入る道があります。

桜谷へは、掬星台から少し戻って上野道や青谷道への分岐のある所から北側に入るコースを私はよく使っています。しかし今回は天上寺側に下った所にトイレがあり、そこから自然観察園を経て桜谷コースに合流しました。

自然観察園では、この時期ミズバショウやザゼンソウが咲いています。また、もう少しすると黄色いヒカゲツツジやシャクナゲの花も見ることができます。

桜谷コースは、2016年度版の「山と高原地図」ではこれまでの赤色破線コースから実線のコースに変更されました。多くの初心者向け案内書にも取り上げられているコースですが、増水すると渡れなくなる場所や道が細い部分があるので注意して進む必要があります。

桜谷コースと徳川道が出会った所から森林植物園の東入り口までは、気持ちの良いハイキングコースが続きます。この時期は北からの風が遮られ、葉も落ちているので日当たりも良く、特に気分良く歩けます。森林植物園の東入口のところで休憩している人が多いのですが、休憩には少し手前の八洲堰堤の上流側が風が遮られ日当たりもよくオススメです。

森林植物園の東入口からはトエンティクロスで市ケ原に下ります。この部分は増水で川を渡れない可能性に注意する他は特に危険はありません。もし川を渡れない場合は、分水嶺越え林道で学習の森にでるルートがあります。

市ケ原から新神戸までは来た道で向かいます。

ヒカゲスミレ(かな?)。
ヒカゲスミレ(かな?)。

費用

項目 金額 メモ
摩耶鍋 300円  
合計 300円  

摩耶鍋は、粕汁の仲間でおいしかったです。少し甘めの摩耶鍋には、おにぎりの塩分がとても合うように思えました。

ゴミ採集ゲーム

17点採集してペアが3つでした。一組のペアは、同じ所で見つけたので、同じ人が落としていったんだろうな。

ゴミ採集ゲームの結果。17点採集してペアが3つでした。
ゴミ採集ゲームの結果。17点採集してペアが3つでした。

最近あまり役ができなかったので、ペア3組は大漁です。

参照と脚注