森林植物園のフクジュソウと洞川湖の梅林

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3月12日:六甲全山縦走大会の日なので、そのコースを避けるようにカスケードバレーから登って森林植物園を目指しました。森林植物園のロックガーデンにはフクジュソウやセツブンソウがきれいに咲いていました。帰りに洞川湖の梅林で梅を楽しもうと思いましたが、こちらはまだほとんどが蕾でした。梅の見頃はもう少し先のようです。

この日は、兵庫県勤労者山岳連盟の六甲全山縦走大会の日でしたので、六甲全山縦走路を沢山の人が歩いていることが予想されました。特にこの大会は塩屋から宝塚だけではなく半分だけコースもあるので、早い時間から摩耶山の辺りを通過する参加者がいます。

そこで大会参加者の邪魔をしないように縦走路を避けてカスケードバレーで登り、シェール道とヌケ谷を通って森林植物園にフクジュソウなど春の花を見に行くことにしました。

景色と発見

福寿草

フクジュソウの花は、気温によって開いたり閉じたりします。そこで新神戸からトエンティクロスを進むの最短コースではなく、気温が高くなるお昼ごろに森林植物園へ着くようにカスケードバレーから登るコースを選びました。この作戦が当たったようで、フクジュソウがたくさん咲いていました。

フクジュソウ。
フクジュソウ。

今回の一番の目的だったフクジュソウの花を見られて大満足です。

ロックガーデンの花々

森林植物園のロックガーデンには、フクジュソウの他にも色々な花が植えられています。

この日は、セツブンソウもまだ咲いていました。セツブンソウの名前は節分の頃(2月上旬)に咲くからということです。そのためもう咲いていないかと思いましたがまだ咲いていていラッキーです。

白い花弁に黄色し雄しべと青い雌しべの組み合わせが良いですね。

セツブンソウ。

今回初めて見たのはユキワリイチゲです。白く清楚な花がたくさん咲いていてとてもきれいでした。

ユキワリイチゲ。
森林植物園のユキワリイチゲ。

カタクリもこのロックガーデンに植えられています。開花はまだ一月くらい先でまだ芽も出ていませんでした。

ブナ枯れ病

森林植物園の展示館では、ナラ枯れ病の展示がされていました。

少し前からナラ枯れ病対策のためにと漏斗を重ねたような装置が園内の木に設置されていましたが、兵庫県内でもこのナラ枯れ病が広がってきているとのことでした。

ナラ枯れ病は、ナラに限らずドングリの成る木は全てと言っていいくらいこの広くかかるとのことでした。そして最近広がってきているのは、ドングリの成る木の利用が減って森が高齢化して木が太くなり、ナラ枯れ病を運ぶカシノナガキクイムシという甲虫が好む太さの木が増えたことが原因の一つとのことでした。

ナラ枯れ病の対処方法は人の病気と同じく早期発見早期治療で、病気になった木を早く見つけて切ったり薬を注入することだそうです。春までが予防や対処の季節なので、 ナラ枯れ病にかかった木を見つけたら関係機関までお知らせください とのことでした。

ナラ枯れ病にかかっているかを見分けるポイントは、簡単で次の三点です。

  • まだ夏なのに紅葉している。
  • 幹に2cm程度の穴がいくつも開いている。
  • 根元に穴を開けた時の木くずがたくさんたまっている。

そう言えば岡本の打越峠の北側でそんな木を見たような気もします。今度通った時によくみて見よう。

洞川梅林

森林植物園を出た後は、今週も梅を見てきました。岡本梅林公園保久良山の梅林に続いて三週連続での観梅となりました。

洞川梅林の梅。満開の梅もありましたが、全体的にはまだ蕾の木のほうが多かった。

ただし洞川梅林はまだまだ蕾の木がほとんどでした。来週の春分の連休あたりからが見頃でしょうか。写真を取りに来ていた方によると、昨年より一週間から二週間くらい咲くのが遅いとのことでした。確かに今年は3月になっても今ひとつ暖かくなりませんね。

洞川梅林の梅。

負け惜しみではないですが、蕾がぷっくらと膨らんでもうすぐ咲きそうという感じも良いものです。

洞川梅林の梅。まだ蕾の木が多かった。

春と冬の出合

カスケードバレーを登り切って穂高湖へ下るところでおもしろいものを見つけました。

このところ六甲山では自然再生事業として下草や木が切られています。その一環で切られたと思われる切り株が白くなっていました。

樹液がたくさん出ているかと思ったら氷でした。

六甲山最高峰のところで松が切られているのを見かけたので、これも切り株に松脂がたくさん付いているのかと思いました。しかし全然松の良い香りがしないのでつついてみましたが、全然べとつきません。そして触ってみると冷たくて、やっと氷だと気が付きました。

たぶん春なので根が盛んに水を吸い上げるようになっていてますが、幹を切られたために行き場を失った水が溜まり、それがまだ気温が低く氷点下になり凍ったのだと思います。ちょっとずつ幹から出てきた水が段々と成長したのだと思いますが、これだけの水を根が吸い上げているのだと思うと感心してしまいました。

吸い上げた水が氷柱になっていました。

春の足音

山の上はまだ氷点下になるようですが、森林植物園の池では春の営みが始まっていました。

ここには二種類のアカガエル(名前を忘れました)が生息しているそうですが、その卵が産み落とされていました。

森林植物園で見つけたカエルの卵。多分アカガエルの卵。
カエルの卵がたくさん。

今回はありませんでしたが、ここでヒモ状につながったヒキガエルの卵を見たことがあります。

カエルの卵の他にも今シーズン最初のチョウを見かけました。胸から腹にかけて毛が生えていて、何だか毛皮を着たようなチョウです。

羽根の模様から判断するとテングチョウでしょうか? まだほとんど緑はないので蛹で冬を越したのかと思いましたが、テングチョウは成虫の状態で越冬するとのことです。

暖かくなりチョウも日向ぼっこをしていました。

春に限りませんが、おまけとしてシジュウカラらしい小鳥が水浴びをしているのも見かけました。

シジュウカラかな?水浴びをしていました。

気持ちの良いハイキングコース

前半のカスケードバレーからシェール道は、雨の後の増水に気をつける必要がありますが、ずっと川沿いの道で何度も橋のない川を渡る楽しいコースです。

カスケードバレーの滝。

特にシェール道と桜谷の出合からヌケ谷に入るまでは、明るいなだらかな道でとても気持ちの良い部分です。この季節は小鳥の声が良く聞かれます。

お気に入りの道。シェール道と桜谷の合流点から森林植物園までの間。

休憩には、ヌケ谷と分岐する手前(北東側)にある八洲堰堤の上流の所が日当たりが良く北風も遮られているのでもってこいの場所です。森林植物園の東門に向かう所よりオススメです。

ただしこのコースは山頂を通らないので、眺めの良い場所がほとんどありません。

そこで大師道を下ってきた最後は、灯籠茶屋や稲荷茶屋のところで車道に出ないで、ほぼ水平に諏訪山神社まで行く道がオススメです。この道は神戸山手学園のグランドに沿って進み、途中からは神戸市街越しに大阪湾を見渡せます。

神戸山手学園のグランド脇からの眺め。

ルートと注意点

2017-3-12

行程
五毛バス停(8:49)→杣谷登山口(9:10-9:21)→カスケードバレー→穂高湖(10:37)→シェール道→桜谷出合(11:28)→ヌケ谷→神戸市立森林植物園(12:21-13:48)→洞川梅林(14:16-14:27)→再度公園(14:41)→諏訪山神社(15:51)→諏訪山神社下(15:57)
距離と時間
15.2km 約7時間(休憩を含む)
トイレ
穂高湖入り口(凍結のため仮設トイレを使用)、森林植物園、再度公園、大師道の所々、諏訪神社下の交番脇の公園。

ルート状況・注意点

  • カスケードバレーとシェール道、ヌケ谷など川を渡る箇所が多いので、雨の後は増水して渡れない可能性があり注意が必要です。
  • カスケードバレーとヌケ谷は少しルートファインディングが必要なので、本当の初心者は要注意です。

費用

項目 金額 メモ
バス 210円 三宮から五毛
森林植物園 0円 トリコロールカードを使用。通常300円
お昼 960円 カレーとドリンクのセット
合計 1,170円  

森林植物園のスパイシーカレーが美味しかったです。途中からずっとカレーのことを考えていました。またパフェはまだ始まっていませんでした。4月からかな。

ゴミ採集ゲーム

ゴミ採集ゲームの結果。19点採集してトリプルが1組でした。

19点採集してトリプルが1組でした。このトリプルは同じ所に落ちていたので、同じ人(グループ)が落としたのでしょう。

それと良くツムラの「シャクヤクカンゾウトウ」を見つけるので調べてみたら、痛み止めで足がつった(こむら返りの)時に時に効くらいしいです。それで山の中で飲む人がいて袋が落ちているのですね。納得しました。

参照と脚注

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