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クイーン・エリザベス号が神戸に

3月13日早朝に三代目のクイーン・エリザベス号が神戸港にやって来ました。そして次は翌週20日の早朝になります。

夜明けのクイーン・エリザベス。

三代目のクイーン・エリザベス号は、数年前に台風の影響で予定が変わって急遽神戸港に入港したことがあるので今回初めての入港というわけではありません。しかしなんと言っても知名度が高い船なので、早朝にもかかわらず多くの人が朝から集まっていました。私もその一人。

入港予定が午前6時ということでしたが、ポートライナーの始発(三宮発5:40)で行きました。そうしたら既にクイーン・エリザベスが入港していて、まさに接岸しようとしている時でした。クイーン・エリザベス号は、APRSで位置情報を発信しているで確認したところ、5時半頃にはポートターミナルから見える位置に来ていたようです。消防艇による放水もあったようなのに見られませんでした。

神戸のポートターミナルに停泊するクイーン・エリザベス。

クイーン・エリザベス号を見た感想ですが、白と黒の船体は白一色が多い他のクルーズ船よりもシックな感じで良かったです。この黒も、真っ黒という黒ではなく、日の光が弱い時間帯だったからか青みを含んだ濃い灰色で、シックながらも明るい感じに思えました。ただ船体の形は、四角柱に船の先端をくっつけたというよくある形だったのは残念でした。

また気がついた時には既に締め切りを過ぎていましたが、クイーン・エリザベス号の船内見学会も開催されていました。市の広報に募集記事が載っていたのですが、配られてから一月以上経って読んだのは失敗でした。すぐに目だけでも通しておくべきでした。

ポートターミナルに停泊するクイーン・エリザベス。

参照

初詣は神戸八社巡り

元旦に何もしないのも面白くないので、朝から八社巡りに生田神社と湊川神社を加えて初詣がてら体を動かしてきました。

神戸の中心と言えば三宮(JRでは三ノ宮)です。名前に宮が付いていることから分かるように、大丸の所に三宮神社があります。それだけではなく神戸の中央区から兵庫区にかけて一宮神社から八宮神社までそろっています。この神社を回ることを「八宮巡り」と呼ぶ事を昨年知りました。

昨年この神戸八宮巡りを知って意外と面白かったので、今年は去年の経験を踏まえて途中にある生田神社と湊川神社も加えて元旦に八社巡りをしてきました。

神戸八宮巡りは神戸市バスのおすすめコースになっていて、バスでお参りする方向けに各神社の解説や案内地図付きの御朱印帳が配布されています。また解説がYouTubeでも公開されているので、歩く前に見ておくと神戸八宮巡りをより楽しめそうです。

景色と発見

生田神社

まずは生田神社。元旦の朝はそれほどの人混みもなくスムーズにお参りができました。アルバイトの巫女さんを見るとお正月だという気がしてきます。

生田神社

一宮神社

生田神社を北に抜けたら、北野坂を少し登って東に入ると一宮神社の前に出ます。

一宮神社

二宮神社

一宮神社を東に進み加納町の歩道橋を渡り、二宮商店街に入るとすぐに二宮神社への路地があります。

二宮神社にも数人の巫女さんが居たのには驚きました。

三宮神社

JR三ノ宮駅に戻り、神戸市役所の手前を西に進むと三宮神社の前に出ます。

三宮神社

三宮神社には神戸開港当時の歴史1を知る手がかりとなる大砲が置かれていました。この三宮神社から南側が当時は居留地になっていたのだと思います。

四宮神社

三宮神社から県庁を目指して進み、相楽園の南西角下に四宮神社があります。

四宮神社

四宮神社では甘酒の振る舞いをしていました。しかし賽銭したくらいで甘酒をごちそうになるのはさすがに気が引けたのでパスしました。

兵庫県庁の前には教会(神戸栄光教会)があり、神父(牧師?)さんが信者を出迎えていました。キリスト教の人も元旦にお参りするのですね。それとも元旦が日曜日だったので、元旦だからではなく日曜日だったからなのでしょうか。

五宮神社

四宮神社から五宮神社までは結構な距離があります。四宮神社から北に突き当たりの諏訪山神社下まで進み、広い道沿いに西に進みます。この辺は高い建物のない住宅街で、日当たりがよく気持よく歩けました。五宮神社は、この広い道から北にかなり急坂な路地を入った所にあります。

五宮神社

五宮神社はこれまでの神社と打って変わって非常に質素な神社です。それでも常に誰かがお参りに来ていて地域の氏神様なのだと感じさせるとても良い感じの神社でした。静かで周りには高い建物がなく開放的で、私はここが一番好きな神社かな。

六宮神社と八宮神社

六宮神社は、五宮神社から南に真っ直ぐに下り、大倉山公園を越えて市立図書館に出て、大きな道を渡った先にあります。五宮神社と同じく地図読み力が試される神社です。

六宮神社

六宮神社は、歴史的な経緯で八宮神社と合祀されています。去年は七宮神社にお参りした後で再度お参りしましたが、今年はまとめてお参りでOKにしました。

湊川神社

六宮神社・八宮神社から西に抜けると湊川神社の北に出ます。お昼少し前の時間だったので人が多く入場制限があり神戸駅側からしか入れませんでした。

お参りの行列に並んでいたので食べませんでしたが、明石焼きがとても美味しそうでした。

七宮神社

JR神戸駅を抜けて高速道路下の大きな道を西に進むと七宮神社があります。

七宮神社。奉納された酒樽の左に錨が奉納されています。

帰ってきてから教えてもらったのですが、七宮神社には錨が奉納されています。そうだった?と思いながら写真を見直すと、確かに錨が写っていました。七宮神社は海が近く、海とのつながりを感じさせられました。

ルートと注意点

2017-1-1

行程
JR三ノ宮駅(9:08)→生田神社(9:18)→一宮神社(9:27)→二宮神社(9:38)→三宮神社(10:03)→四宮神社(10:19)→五宮神社(10:45)→六宮神社・八宮神社(11:09)→湊川神社(11:36)→七宮神社(12:04-12:21)→JR神戸駅(12:33)
距離と時間
10.6km 約3.5時間(休憩を含む)
トイレ
サンチカ、二宮神社、四宮神社、四宮神社を北に上がった突き当りの公園、湊川神社、デュオこうべ。大倉山公園の南に市立図書館がありますが、この時はお休みでした。

注意点

  • お正月の三ヶ日は生田神社と湊川神社は言うまでもなく非常に混雑します。

費用

項目 金額 メモ
交通費 120円 JR神戸から三ノ宮
合計 120円  

帰りは神戸駅から海を見ながら歩いて帰ることも考えたのですが、お腹が空いたので電車を使いました。

四宮神社から五宮神社と五宮神社から六宮神社(八宮神社)は距離があるので、バスを使って楽をすることもできます。今なら乗り継ぎ割引があるので、四宮神社から六宮神社まで行っても210円ですみます2

参照と脚注

  1. 神戸事件 – wikipedia

  2. 神戸市バスの料金をICカードで支払うと、降車から次の降車までの時間が1時間以内たど支払いが210円引きになる乗継割引をしています。そのため四宮神社(を北に上がった公園)から五宮神社の最寄りまバス停まで210円かかりますが、次の六宮神社(の近く)までの料金が無料になります。ICカードによる市バス乗継割引

祇園祭

京都の祇園祭・山鉾巡行を見に行ってきました。今年は山鉾巡行と日曜日が重なったために例年よりもたくさんの人が観覧に来ていたのかもしれませんが、山鉾の行列をすぐ目の前で見られて大満足です。

京都の祇園祭は7月1日からいろいろな行事があるということですが、観光客にとって祇園祭と言ったら、やはり鉾立から巡行まで一週間が見どころです。

このメインの鉾立か巡行が数年前から前祭と後祭に別れました。そのため期間が伸び、より見に行きやすくなりました。しかし、こんなこと言ったら怒られそうですが、正直なところ「後の祭り」という言葉があるように後祭りは南北の観音山があるとは言っても前祭に比べて地味です。

ということで祇園祭を見に行くなら前祭ということで、前祭の山鉾巡行を見に行きました。

景色と発見

四条烏丸

山鉾巡行は、四条通の大丸のあたりでしめ縄を切るところからスタートするのですが、すごい人出で近寄ることさえできませんでした。そこで仕方なく四条烏丸の西のあたりで巡行が始まるのを見ていました。このあたりは意外と歩道の人が少なく、結構ゆっくりと見ることができました。

四条通でスタートを待つ函谷鉾。
四条通でスタートを待つ函谷鉾。

9時に長刀鉾がスタートということですが、間隔を空けてスタートするので目の前に止まっていた函谷鉾が動き出したのは9時からだいぶ時間が経ってからでした。

函谷鉾の脇の飾り。
函谷鉾の脇の飾り。

この日はスタート前まで雨が降っていたので山鉾の飾りが濡れてしまわないようにビニールシートで覆われた山鉾が多かったです。

鶏鉾と蟷螂山(とうろうやま)。スタート前に雨がパラパラ降っていたので、カッパを着た山鉾が多かった。
鶏鉾と蟷螂山(とうろうやま)。スタート前に雨がパラパラ降っていたので、カッパを着た山鉾が多かった。
スタートを待つ菊水鉾。
スタートを待つ菊水鉾。
菊水鉾の出発。
菊水鉾の出発。

山鉾巡行の見どころの一つは「辻回し」という鉾の向きを変えるところです。場所で言うと四条河原町の交差点と御池通と河原町通の交差点です。

しかし見ている時に気がついたのですが、四条烏丸からもっと西の室町通や新町通との十字路まで行けば各鉾が四条通に出てくるところで「辻回し」を見られます。遠目でも見ていたところよりもそっちの方が人が多そうでした。

最後尾は船鉾。
最後尾は船鉾。

最後尾の船鉾が四条通をスタートしたのは10時半近かったと思います。

船鉾を見送ってから御池通に行ったら、既に長刀鉾が到着していました。御池通は四条通り以上に道幅が広いのですが、有料観覧席が有って近くでは見ることができませんでした。

新町通

新町通に長刀鉾が進んできた。
新町通に長刀鉾が進んできた。

四条通と御池通は道幅が広いので大きな鉾が通ってもそれほどの迫力は感じられませんでした。しかしぐるっと回って最後の新町通では、道が狭く道幅いっぱい使って鉾が通り鉾の大きさを感じられ大迫力でした。

新町通を進む長刀鉾。
新町通を進む長刀鉾。

見学する時には路肩帯から一歩下がってくださいと言われます。それでも道の中心を必ず通るというわけではないので路肩ギリギリを通ることもありもっと下がらないといけないこともありました。

電柱に接触しないように注意。
電柱に接触しないように注意。

そのため車輪の幅より少し広い屋根の部分は電柱に接触しそうになり、見ている方もヒヤヒヤしてしまいました。

新町通にやって来た菊水鉾。
新町通にやって来た菊水鉾。

二階から見学

新町通の良いところは、まだ少し古い家が残っていることです。

菊水鉾と二階から観覧。
菊水鉾と二階から観覧。

二階の窓を全てはずして二階の座敷から観覧している家があって、ちょっとだけ昔はこうやって見ていたのだろうなという雰囲気を感じることができました。

何年か前に行った時には、舞妓姿の方が観覧しているのを見たこともあります。

葉は何だろう?

新町通で見学していて気がついたのですが、山鉾の後を歩いている方が木の葉を身に着けていました。多くの場合はこのように腰に指していました。ただ全ての山鉾でということもありませんでした。

この葉は何だろう?
この葉は何だろう?

そう言えば葵祭の時には行列の方が何かの葉を耳に指していたのでそれと同じようなものなのでしょうか?

油天神山の指物。
油天神山の指物。

油天神山には赤い花が付いていたので、ちゃんとしたことは分かりませんがぞれの山鉾に縁の木なのだと思います。

山鉾巡行見学の次回はこうしようスケジュール

  1. 朝早く京都に行って、巡行の準備を見学する。
  2. 山鉾巡行のスタート(9時)は、四条烏丸の西で最後まで見学する。
  3. 長刀鉾が新町通に来るのは11時半頃なので、それまでお茶して涼んでおく。
  4. 新町通りに移動して、山鉾を間近で観覧する。
目の前を通過する函谷鉾。
目の前を通過する函谷鉾。

費用

項目 金額 メモ
交通費 1180円  
地下鉄 210円 烏丸から京都
お菓子 237円  
合計 1627円  

行く時は、阪急で神戸三宮から烏丸まで行きました。帰りはJRで京都から帰ってきました。阪急は全区間を一回だけ乗れる割引券、JRは昼特きっぷをチケット屋さんで購入しました。

インフィオラータ

北野坂へ花びらなどで絵を描くイベント「インフィオラータ」を見に行きました。

神戸では、毎年ゴールデンウィークに合わせて市内数ヶ所でチューチップの花びらなどで絵を描くイベントのインフィオラータ1が開催されます。神戸はあまりお祭りが無いのですが、このインフィオラータが一番好きな神戸のお祭りです。

2016-04-30_2

今年も先週23,24日の元町穴門商店街を皮切りにインフィオラータが始まりました。今年は残念がら三ノ宮ダイエー脇での開催がないので、北野坂のインフィオラータ2を見に行ってきました。

インフィオラータの絵柄は、それぞれの場所で特徴があり、北野坂は広告とまでは行かないまでもスポンサー(?)に関連のある絵柄に決めているような気がします。特に今年は絵柄の募集さえありませんでした。もっとも穴門商店街やダイエー脇(今年は開催していない)の絵柄も、絵心に自信がある人が応募して選ばれるということではないようですが。

制作のボランティア募集の案内は市か区の広報で見たことがありますが、絵柄も多くの人が応募出来て、見るだけでなく制作に参加できるお祭りになってほしいです。札幌雪まつりの市民雪像のように小さな絵を多くの人が作れるイメージです。

2016-04-30_1

提案といえば、真上から見て分かる絵ではなく、普通の人の視点から見てうまい具合に見えるように遠近感を逆さに織り込んだ下絵にしたら良いかなと思っています。

2016-04-30_3

参照

ルノワール展(京都市立美術館)

京都市立美術館のルノワール展へ行ってきました。正直なところまもなく東京の国立新美術館のルノワール展のほうが見たい作品が多いのですが、それでも「同時代の女性」コーナーはとても面白かったです。モデルのニニ・ロペスさんいいです。

京都市立美術館では3月1日からモネ展が始まりましたが、19日からはルノワール展も始まりました。その結果、京都市立美術館の春はモネ展とルノワール展の同時開催という贅沢なことになっています1

初日の19日がちょうど土曜日ということで、モネ展に続きルノワール展も初日に行ってきました。見たいと思っていた作品を見られただけでなく、自分が思っている(好きな感じの)作品がルノワールの作品全体の中のごく一部だということを認識できたのも良かったです。ルノワールって作品イメージ幅が広いですね。

ルノワール展

ルノワール展は、全体で5章の展示にからなっていました。

  • 第1章:子どもと少女
  • 第2章:身近な女性たち
  • 第3章:同時代の女性たち
  • 第4章:浴女と裸婦
  • 第5章:デッサン・彫刻・版画

この作品群で一番良かったのは「身近な女性たち」と「同時代の女性たち」の部分です。やっぱりルノワールの絵だなと感じ、見ていて優しい気持ちになれます。

身近な女性たち

「身近な女性たち」となっていますが、この章の主人公はなんと言ってもガブリエルさんです。ガブリエルさんは、ルノワール夫人の親戚で16歳の時にルノワール家に手伝いのために来て、その後長くモデルも務めたそうです。

面白かったのは、「りんごを持つ子どもまたはガブリエル、ジャン・ルノワールと少女」(No. 9)と「おもちゃで遊ぶ子ども、ガブリエルと画家の息子ジャン」(No. 10)です。どちらも同じ時期(1895−1896年)に制作された作品で共にガブリエルさんが描かれていて、ガブリエルさんの素朴な感じが伝わってくるようです。

ただその二枚では描かれているガブリエルさんの年齢がだいぶ異なるように思えました。No. 10では少女らしい感じがあるのに対してNo. 9はもっと大人な感じに思えました。最初子どもの母親なのかと思ったほどです。

この章では、この他にもガブリエルさんがモデルになった作品がたくさんありました。

同時代の女性たち

この章が一番私の思うルノワール的作品が多かったです。

「うちわを持つ女」(No. 23)も良かったのですが、「猫を抱く女」(No. 19)が良かったです。キジトラの猫もかわいいのですが、モデルのニニ・ロペスさんがいい感じです。このモデルさんは、時間に正確で控えめな性格でルノワールお気に入りのモデルさんだったそうです。

面白かったのは、多くの作品で誰がモデルを務めたか同定されていることでした。肖像画や家族がモデルを務めるならば同定されていても不思議はありませんが、その他でもモデルさんの名前がわかっているのは驚きでした。

「昼食後」(No. 21)に解説があったのですが、この絵で食後酒を楽しんでいる女性はエレン・アンドレさんという女優だそうです。この方は他にもルノワールの「舟遊びをする人々の昼食」やドガの「アプサントを飲む人(カフェにて)」にも登場しているのだそうです。

ドガの「アプサントを飲む人(カフェにて)」は、有名なので絵を知っていましたが、てっきり実際のカフェで写生をして作品にした絵だと思っていたので、モデルを使って演出していたとは驚きでした。

あと「桟敷席」(No. 22)は、ボール紙にパステルで描いた作品でデッサンのような未完成な感じはありますが、うっとりと舞台を眺める女性の感じが伝わってくるようでした。

子どもと少女

ここで一番有名な作品は「草原で花を摘む少女たち」(No. 4)でしょうか。いかにもルノワールの絵だという感じです。それと「白いエプロンのリュシー・ベラールの肖像」(No. 2)も見たことがある気がします。

この中で私が気に入ったのは、「かぎ針編みをする少女」(No. 1)です。肌の色や線の感じが硬いというかルノワール的ではありませんが、光が当たる感じの表現が気に入りました。この絵のモデルさんは、前出のニニ・ロペスさんだそうです。髪型が違うからなのか、No. 19の感じとだいぶ違うように思えました。

浴女と裸婦

ルノワールは印象派に分類されていますが、作風は時代と主にだいぶ変化していきます。私が思い描くルノワールの作品というと、子供や女性の肖像画、その時代を写した風俗画的な絵をイメージします。しかしすっかり忘れていましたが、最初にルノワールの名前を聞いた(美術の教科書に載っていた?)のは入浴するふくよかな女性の作品だったような気がします。

デッサン・彫刻・版画

デッサン・彫刻・版画となっていますが、ほとんどはデッサンでした。

デッサンに用いる筆記具は黒いものばかりだと思っていましたが、赤茶色のチョークで描かれたものは黒より柔らかい感じがしますね。色の選択は単にその時の気分なのか、一般的に使い分ける基準があるのでしょうか?

たぶん美術に詳しい人に解説してもらいながら鑑賞したらもっと興味が湧くのだと思いますが、デッサンの見どころを分かっていないのでこの作品群は今ひとつ興味がなかったかな。

混雑状況

ルノワール展

19日(土曜日)午前の混雑状況は、初日だからか土曜日にもかかわらず、チケットの購入と入場共に全く待ち時間無しでした。

モネ展

同時開催のモネ展の方は、チケットの購入に20分ほどかかると案内していましたが、入場待ちはありませんでした。前売りチケットを買っておくのが割引もあるのでお得ですね。

京都染色美術協会展

美術館の二階では、京都染色美術協会による展覧会が行われていました。

染色協会が何か全く知りませんでしたが、テーマが「振り袖」ということで「入場無料」ということもあり綺麗な着物を見られるかと期待して見学させてもらいました。

私が思い描く着物よりも斬新なデザインや織り方(?)をしたものもありましたが、全体的には淡い色合いの春らしいものが多かった気がします。普段成人式や卒業式で着られているような彩度の高い柄よりも、私はこおいう淡い色合いの着物の方が好きかな。

しかし綺麗な着物と思いながらも、いったいいくら位するのかという疑問も浮かんでしまいました。手織りという札が付いていて、染も手作業でしょうから三桁万円とかするのでしょうか?

参照と脚注

  1. 東京の国立新美術館でも2016年4月からルノワール展が開催されます。京都市立美術館のルノワール展よりもずっと見たい作品が多い展覧会で、正直なところ東京都と近県の方が羨ましいです。

モネ展(京都市立美術館)

モネ展(京都市立博物館)は、久しぶりに手放しにオススメできる展覧会でした。「睡蓮」の池に関する新しい発見があり、「印象、日の出」の色が印刷物と全く違うことに驚きました。同時開催だた山岳写真展もかっこいい写真ばかりで、山旅に行きたくなりました。

3月1日に京都市立美術館で始まったモネ展を見に行ってきました。この日の京都はとても寒くて、朝は日陰や屋根に雪が残っていました。

生け垣に残る雪。道は乾いていましたが、屋根にも雪が積もっていました。
生け垣に残る雪。道は乾いていましたが、屋根にも雪が積もっていました。

印象派の巨匠モネの展覧会ということで長蛇の列を覚悟しました。しかし平日で初日だったからか全く並ぶこと無く入館でき、館内も特に混雑なくゆったりと見て回ることができました。

モネ展

絵画の展覧会は、目玉となる作品が広告ポスターに使われるので、大抵その絵以上の作品に出会えることはありません。しかし今回のモネ展はポスターに使われた「睡蓮」(No. 63)や展示替えとなる「印象、日の出」(No. 1)1の他にも「おおっ!」となる作品がたくさんありました。

京都市立美術館。
京都市立美術館。

以下作品の感想メモ。

家族の肖像

モネは風景がが有名ですが、肖像画も結構描いています。家族の肖像画として息子たちの肖像画がありましたが、「ジャン・モネの肖像」(No. 9)が一番好きです。

若き日のモネ

このコーナは、全く知らなかったモネの世界でした。少年時代には風刺画を書いて既に地元で有名になっていたこと、その絵を売ったお金で油絵を始めたことは全く知りませんでした。

地元では有名だったと言っても、ほとんど無名の少年の作品が残っているのには驚きます。

モティーフの狩人

日本の浮世絵の影響を受けているということですが、黒い背景の「海辺のカミーユ」(No. 7)が浮世絵みたいだと思うのは意識しすぎでしょうか?

カミーユといえば、「トゥルーヴィルの海辺にて」(No. 6)ががモネの絵とは知りませんでした。それに縞のドレスを着た女性は双子なんだと思っていましたが、二人共カミーユなんですね。

ここでの一番のお気に入りは「ポリーの肖像」(No. 56)です。田舎の気の良いおじさんという感じがとても伝わってきます。

「クルーズ川の渓谷、夕暮れの効果」(No. 60)は、どう見ても保津峡の夕暮れですね。影になった山肌と、まだ日がさして照らされる尾根の木の対比が良かったです。

印象、日の出

「印象、日の出」(No. 1)は、こんな感じの絵だったかな? 照明のせいなのか反射した光ではなく、透過光を見ているようでした。印刷された絵と実物では色の感じ・輝きが異なり、実物のほうがずっときれいなことは良くあります。しかしこの作品はそれ以上に違っていました。まるで壁に最新の高細密ディスプレイが埋め込まれているのではないかと疑ってしまうほどです。

睡蓮と花

最初にポスターに使われた「睡蓮」(No. 63)を見た時にはそれほどとは思わなかったのですが、次の部屋の睡蓮などを見た後に戻ってきて再度見ると透明感が感じられてとても良かったです。

モネの睡蓮の池は、写真で見たイメージで緑色に濁った水だと思っていました。しかし「睡蓮」(No. 63)を見ると、池の水は透明なんですね。柳が写っているところは空の反射が抑えられ、睡蓮の葉の影が底に写っているのがわかりました。池のイメージがこの絵で全く変わりました。

「睡蓮」(No. 70)の睡蓮の花にスポットライトがあたっている感じと、「睡蓮とアガパンサス」(No. 65)、荒いけど「アイリス」(No. 67)も気に入りました。

最晩年の作品

モネが白内障になってからの作品は、それまではあまり使われていない赤がこれでもかという感じに使われています。そのため、それまでの光を感じられるような清々しい感じが無くなってしまいあまり好きではありません。

最晩年の作品の部屋には、モネが使っていたパレット(No. 90)に並んでメガネ(No. 89)が展示されていました。モネは白内障の手術を受けた後見え方が変わって青い光が以前より強く感じられるようになったということです。そのためモネのメガネは、ディスプレイのブルーライトを防ぐメガネのように少し黄色がかったレンズが使われていました。

それで思ったのですが、もしかすると青が強く見えるというよりも赤に対するモネの感覚が弱くなって、結果として青が強く感じられると思っていたのではないでしょうか。そのため最晩年の作品は、今までと同じ色調のつもりでも赤が強くなっているのではないでしょうか。

ミュージアムショップ、おみやげ

モネ展とは関係ありませんが、ミュージアムショップでとても愉快な絵葉書を見つけました。角度によって見える絵が変わる絵葉書で、モナリザがウィンクするのがとても気に入りました。他には奥行きが付いて3Dに見えるのも面白かったです。

マルモッタン・モネ美術館

今回のモネ展は、パリのマルモッタン・モネ美術館2に収蔵されている作品群です。

このマルモッタン・モネ美術館は、ブローニュの森に近いパリの中心からほんの少し西の閑静な住宅街にある美術館です。ベルト・モリゾの作品も多く収蔵していて、それらも見どころの美術館です。

ルノワール展

この後3月19日からはルノワール展が京都市立美術館で始まります。モネ展とルノワール展の同時開催とはなんとも贅沢です。既にルノワール展の前売り券を買っているので、初日に行こうととても楽しみにしています。

偶然にも東京の国立新美術館でも4月からルノワール展が予定されています3。正直なところ、こちらの方が行ってみたいルノワール展です。関西にも巡回してこないかな。

山岳写真展

京都市立美術館の二階では、山岳写真展が開催されていました。さすがにどの写真も山の良さを引き出していて、見ていると山に行きたくなってしまいました。昨年は夏山にいけなかったので、余計に夏が楽しみになります。

山岳写真は、山の厳しさや雄大さをテーマにするジャンルだと思っていました。しかし展示を見ると、山を中心にしながらも花が添えられていたり、星空写真があったりもう少し対象が広いのだということを知りました。自分が普段ハイキングで撮っている写真も山岳写真と言えないこともないかなと思いました。

それと気がついたのは、山をドーンと中心にした山岳写真は雪山写真だということです。夏山の写真はだとしても、ほぼ必ず雪渓が写っていました。確かに雪がある方が山はかっこよく見えるということもありますが、コントラストができて写真になりやすいのでしょうか。

こんな写真を撮れたら良いなとは思いますが、そのために何時間も粘ったり同じ所に何度も通ってチャンスを狙うというのは私の性には合わないな。それなら行ったことのない場所を歩いてみたいと思ってしまいます。

白川沿いに

京都市立美術館へは、最寄り駅の地下鉄東山駅を出て東に進んで平安神宮からまっすぐ南に伸びる大きな道を行くのが一番わかりやすい道です。

でも、オススメは駅を出て最初の路地を入って白川沿いに行く道です。路地を入るとすぐに京都らしい昔ながらのという感じの餅屋さんがあたり、短い距離ですが川底が白砂の白川沿いを歩くのは、それだけでとてもワクワクさせられます。特に夏は川の流れを見るだけで涼しい気分になれます。

今回白川沿いを歩いていたら、椿が川沿いに植えられているのを見つけました。その椿から落ちた花が川に落ちた姿がなんとも風流でした。なんと言うことのない風景も風流にしてしまう「京都マジック」ですね。

ツバキの落花。
ツバキの落花。

参照と脚注

  1. 「印象、日の出」(No. 1)は、3月21日までの展示です。3月22日からは、「テュイルリー公園」(No. 2)に掛け替えられます。

  2. Marmottan Monet museum

  3. ルノワール展 – 国立新美術館

初詣に神戸八社巡り

神戸の市街地に点在する一宮神社から八宮神社までお参りしてきました。ゆっくり歩いても半日で回れる距離で、お正月の初詣にオススメできるコースでした。

神戸八社は、神戸の守護神ということで中心地であるJR三ノ宮駅から神戸駅を取り囲むように点在しています。この八社を順番にお参りすると厄除けになるということです。

山に行くには遅くなってしまったけどとてもいい天気だったので、散歩がてらにお昼を食べてから初詣を兼ねて神戸八社巡りをしてきました。

神戸八社巡りに出発。
神戸八社巡りに出発。

ルート

最近「こうべリンクル1」というレンタサイクルで市内観光している人をよく見かけます。今回は歩いてお参りしてきましたが、自転車で回るのも良いかもしれません。神戸は坂の町のイメージがありますが、電動アシスト付き自転車なので四宮神社や五宮神社の周りの坂も楽ちんだと思います。

2016-1-9
一宮神社(12:19)→二宮神社(12:35)→三宮神社(13:02)→四宮神社(13:19)→五宮神社(13:45)→八宮神社(六宮神社)(14:11)→七宮神社(14:46)→八宮神社(六宮神社)(15:12)→湊川神社(15:21)
距離と時間
11km 約3時間(休憩を含む)

番号が付いているので、それに合わせて一宮神社から順にお参りしていきました。ただし六宮神社は八宮神社に合祀されているので二回お参りしました。また最後に湊川神社にお参りしましたが、そらならスタートを生田神社にしても良かったかなと後で思いました。来年はそうしてみようと思います。

どの神社も大きな神社ではなく、ほとんど場所を知りませんでした。そのため神戸市バスが出している神戸八社巡り2御朱印帳PDFが予習にとても便利でした。ただしバス停からの地図なので、実際に歩くにはスマホの地図アプリで十分ですが広域の地図が必要です。またこの季節だからか、どの神社も幟が立っていて離れたところからでもすぐに場所がわかりました。

八社巡りをする人は少ないのかと思いましたが、どの神社に行っても必ず何人かは先客がいて、同じように歩いている人を何人も見かけました。正月三ヶ日だともっとたくさん歩いていたのではないでしょうか。

時間も三時間で全てを回れるので、お雑煮の腹ごなしにもぴったりです。ただしアスファルト道なので、山を歩く以上に足(特に膝)が疲れました。

トイレ
繁華街は公衆トイレがすぐ見つかりますが、五宮神社の辺りは完全に住宅地なので見つけにくいです。四宮神社から上がった突き当り(花と緑のまち推進センター脇)の公園にトイレがあって、寄っておいてよかったです。
大倉山公園内にもあると思いますが、図書館でも借りられます。

景色と発見

一宮神社。
一宮神社。

一宮神社から二宮神社に向かう途中にある歩道橋の北東角にはイスズベーカリーのお店があります。お正月はお休みかもしれませんが、途中で食べるおやつやお昼にぴったりです。

二宮神社。
二宮神社。

西宮商店街から少し東に入った所にあります。

三宮神社。この前で神戸事件が起きたとか。後ろに見えるのは結婚式場。
三宮神社。この前で神戸事件が起きたとか。後ろに見えるのは結婚式場。

江戸時代末期に起きた神戸事件はこの三宮神社の前で起きたとのことです。その記念(?)に同時代の大砲が境内に置かれていました。

四宮神社。
四宮神社。

相楽園のすぐ南側なので、ツツジや紅葉の季節だったら相楽園に寄ってみるのもオススメです。

五宮神社。お隣には立派なお寺が有りました。
五宮神社。お隣には立派なお寺が有りました。

一宮神社から八宮神社までのどの神社も小さな神社です。それでも五宮神社を除くと、周りに企業や商店が多いからか境内には立派な社務所が立っています。しかし五宮神社は中心街から一番離れていて周りも住宅地だからか、田舎の氏神神社のようにひっそりとしていました。高台にあることもあり一番気持ちの良い神社でした。

八宮神社。六宮神社が合祀されています。
八宮神社。六宮神社が合祀されています。

六宮神社は八宮神社に合祀されています。そのため八社を巡るとは言っても、実際にお参りする神社の数は七社です。七宮神社で終わりにしても良いのかもしれませんが、せっかくなので最後にもう一度八宮神社にお参りしました。

七宮神社。大きな通りに挟まれていますが、不思議と車の音が気にならなかった。
七宮神社。大きな通りに挟まれていますが、不思議と車の音が気にならなかった。

昔はすぐ近くに海があったのでしょうね。

湊川神社。
湊川神社。

八宮神社のすぐ西には湊川神社があります。せっかく近くまで行ったので、最後に湊川神社もお参りしました。

スタートの一宮神社も生田神社が近いので、いきなり一宮神社から歩き始めるのでなく生田神社をお参りしてから八社巡りをしても良かったかなと、湊川神社をお参りしながら思いました。

神戸の表情

一宮神社から七宮神社までは、直線距離にして3km位だと思います。たったこれだけの距離で住宅地と繁華街があり神戸の街のコンパクトさを実感できました。また同じ住宅地でも一宮神社や二宮神社のある東部、五宮神社のある山側、七宮神社のある西部ではだいぶ雰囲気が違うことも面白かったです。

費用

項目 金額 メモ
お茶 260円  
合計 260円  

その他にお賽銭は必要ですね。

四宮神社から八宮神社(六宮神社)の間は完全に住宅地なので、コンビニが通り沿いにほとんどありませんでした。自販機が点在しているので飲み物には困りませんが、おやつ切れには注意が必要です。

四宮神社から五宮神社、そして八宮神社までは少し距離があるので、この間はバスを使うのもオススメです。乗り継ぎ割引3が使えれば、一回分の運賃で四宮神社から八宮神社の近くまで行けると思います。この路線はバスの本数が多いのも助かります。

参照と脚注

  1. こうべリンクル

  2. 市バスに乗って八社巡りに出かけよう!! 最近乗り継ぎ制度ができたので、バスを使っても意外と料金はかからないかもしれません。また三宮に出るまで地下鉄やバスを使うのでしたら、一日乗車券という手も有ります。

  3. ICカードによる市バス乗継割引

飛行機初め

ウイングレットの絵柄

スカイマークの機体は、翼のウィングレットに色々なマークが描かれています。座席に着いて外を眺めると、この日の機体はハートマークでした。そして隣の機体はと見ると、こちらも同じハートマークでした。

ダブルハート。スカイマークのウィングレットには、色々な絵柄があるが、この日は隣もハートでした。
ダブルハート。スカイマークのウィングレットには、色々な絵柄があるが、この日は隣もハートでした。

マークにはトランプのマークの他にヒマワリやサクランボなど色々あるので、機体ごとに異なるマークが付いているのだと思っていました。しかし実際には複数の機体に同じマークが使われていたんですね。

これからは、マークの種類集めだけでなく、今回のペアのように隣との組み合わせも注目です。

初富士

神戸から羽田までの経路では、浜松の辺りからずっと富士山が右手に見えています。

お正月なのでいつも以上に富士山が見えるか気にしていました。しかし離陸して明石海峡大橋を超える前に眠ってしまい、気がついたら既に東京湾上空でした。それでも三浦半島越しに富士山をしっかり見られたので良かったです。

富士山。東京湾上空から三浦半島と相模湾越しに眺める。
富士山。東京湾上空から三浦半島と相模湾越しに眺める。

富士山の後ろには、雪を被った南アルプスの山並みも見えています。

夜景

帰りは前方の席だったので夜景がよく見えました。

横浜市上空からの夜景。磯子から小田原までの街明かりが見える。
横浜市上空からの夜景。磯子から小田原までの街明かりが見える。

ブレてしまってはいますが、手前の磯子から江ノ島(藤沢)、平塚や小田原の明かりまで見えています。

街明かりの絨毯はきれいです。一方南アルプスなど真っ暗な中にぽつんと明かりが見えることが有りますが、そんな明かりもとても気になる存在です。深い谷の奥にある小さな集落なのか、山小屋の明かりなのか、行って確かめてみたくなります。