セツブンソウとフクジュソウ
3 月 8 日 新神戸(8:47)=市ヶ原(9:29)=黒岩尾根分岐(9:42)=黒岩尾根のピーク(10:24)=摩耶山山頂(11:37-11:50)=桜谷と徳川道の出会い(12:21)=森林植物園東門分岐(12:44)=森林植物園=森林植物園西門(13:50)=洞川梅林=再度公園(14:30)=北野展望台(15:47)**
前回の雪山ハイキングからしばらく空けて、久しぶりに摩耶山に登って来ました。山の上はまだ氷が張っていて確実に冬でしたが、途中から見える山は色は春に向けて確実に枝の色が変わり始めていました。
きつい登りは楽しい
摩耶山へは黒岩尾根を登って向かいました。この尾根は、登ってしまえば楽しいあまり高低差の無い尾根歩きですが、トエンティクロスから尾根に出るまでの登りがとにかく急です。それにもしかし尾根に出たかと錯覚させる肩が途中に三ヶ所もあります。尾根に到着かと思ったらさらに先にピークが待っているのはがっくりきます。
しかし急な登りは一歩進めばそれだけ確実に標高が高くになるり、見晴らしがどんどんと良くなっていくのはとっても楽しいものです。最初は高い位置に見えた隣の尾根がドンドンと目線と同じ高さになり、ついにはその尾根の向こうに広がる景色が見えてきます。
ただ向こうの景色が住宅街というのが六甲山の残念なところです。
それでも一歩進めると、大変でも進めただけの確実に結果が付いて来るというのは頑張り甲斐があります。なのでキツイ上りが目の前に現れるとワクワクしてしまいます。
クリスタルのような氷柱
黒岩尾根のピークを過ぎると、日陰にはいつのものかまだ雪がうっすらとところどころに見られました。そして途中の沢には見事な氷柱がまだ残っていました。
写真の氷柱は、水滴が少しずつ凍って段々と太くなったのだと思います。ゆっくり凍った氷柱はガラスのように透き通ってとても綺麗でした。
セツブンソウとフクジュソウ
摩耶山頂からは桜谷を下って森林植物園に向かいました。桜谷と徳川道の出会いから森林植物園東門までも道は、道幅が広くなだらかでとても気持ち良く歩けるお気に入りの部分です。
冬の森林植物園は、夏のアジサイや秋に紅葉シーズンとは違ってとても静かで、葉の落ちた園内は夏よりもむしろ明るく感じました。ハイキングはしなくても休日に車で来て散策するだけでもとってもいい気分転換になりそう。そんなことを考えながら正門に向かってプラプラと歩いてゆきました。
正門近くの森のカフェ「ルピエ」脇には草花が植えられたロックガーデンがあります。ここには季節の山野草が植えられています。
今回の目的はセツブンソウとフクジュソウです。フクジュソウはお正月の縁起物として鉢に寄せ植えさてお馴染みの花です。それに昨年はフクジュソウを見るために三重県の藤原岳まで遠征もしたし。
フクジュソウの花は朝開いて夕方閉じることは知っていましたが、日中でも数分日が陰ると保温のために花を閉じてしまうそうです。
セツブンソウは、名前だけは知っていたのですが本物を見るのは初めてでした。とても小さい花と聞いていたのでオオイヌノフグリ位の大きさかと想像していたら、意外と大きな普通サイズな鼻でした。黄色の雄しべに囲まれた紫色の雌しべが綺麗でした。
このロックガーデンは、確か 4 月中旬になるとカタクリの花が見られます。
洞川梅園
今年はまだちゃんと梅を見ていなかったので帰りは洞川の梅林に寄り道しました。
しかし残念ながらまだ紅梅が少し咲いているだけで見頃にはまだまだな感じでした。それでも丘を登って梅林に近づくとしっかりと梅の甘い香りがしていました。
梅の花には早かったけど、森林植物園ではロウバイの香りもかげたので満足満足。
山から一気に観光地
下山は北野へ。このコースは神戸の街並みと港がとても近くに見えるのがポイントです。
ただし超急坂でコース自体も狭くて谷側にバンクが付いていたりで危険な感じがするコースです。もし木が無い岩場だったとしたら恐ろしくコースです。
それに下山した北野は異人館で有名な観光地なのでとっても一人だけ浮いた存在となってしまうのがちょっと恥ずかしいです。