カラスアゲハ?それともミヤマカラスアゲハ?

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大きな黒いアゲハチョウが沢沿いの水が滲み出ている所で吸水していた。アゲハチョウの羽は緑のような青のようなとっても綺麗な金属光沢をした羽でした。羽の色と模様から判断するとカラスアゲハかミヤマカラスアゲハだと思うけど、多分カラスアゲハだと思う。

暑い日が続くので気分だけでも涼しくなろうと、カスケードバレーからスタートしてずっと沢沿いのコースを歩いてきました。沢を流れる水音を聞いたり滝を見ると気分的には涼しくなりますが、実際にはあまり風が無く大汗をかいて歩いていました。

そんな中、コース脇から水が滲み出ている所に大きな黒いチョウが水を飲みにきていました。そのこと気づかず近づくとチョウはパッと飛び上がり、ひらひら舞っては少しはなれた所に着地してまた吸水を始めます。

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ガと違ってチョウの仲間は、止まっている時には左右の羽を背中側に重ねて地味な腹側の面(裏面)しか見せてくれません。今回見たチョウも止まっている時にはただの黒い大型のチョウでした。しかし時折羽を広げたり飛んでいるときに見せる背中側の綺麗な面(表面)は、青のような緑のような金属光沢を持ったとても綺麗な羽根でした。

アゲハチョウの仲間であることは分かるのですが名前が分からないので図鑑で調べてみると、このチョウはカラスアゲハかミヤマカラスアゲハのどちらかのようです。

カラスアゲハとミヤマカラスアゲハを区別するポイントは、前羽の腹面(裏面)にある白い帯と背面(表面)の金属光沢のある模様です。カラスアゲハは、ミヤマカラスアゲハに比べてどちらの模様も頭側の方に広くなった三角形になっているとのことです。そこで写真と記憶から判断すると、今回見たアゲハチョウはどうやらカラスアゲハのような気がします。

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チョウの羽の表と裏という呼び方は、チョウの図鑑で使われていたので分類学上の正しい用語だと思います。なぜそう呼ぶのかは分かりませんが、もしかしたら羽を広げた形でチョウの標本を作ることに関連しているのかもしれません。

コースタイム

2014 年 7 月 21 日 五毛バス停(9:27)→ カスケードバレー(杣谷)入り口(9:42)→ 杣谷峠(11:00)→ シェール道 → 桜谷出合い(11:56)→ 摩耶山(12:35-12:57)→ 地蔵谷 → 市ヶ原(14:30)→ 新神戸(15:20) 「杣谷」は、「そまたに」と読む。

三ノ宮方面からバスに乗ったので五毛バス停で下車したけど、阪急六甲からは、護国神社バス停が最寄りだと思う。

交通費 神戸市営バス 210 円(均一料金)

コース状況等

空梅雨で暑い日が続くので少しでも涼しいコースということで沢沿いのコースを選択した。沢を流れる水音は気持ちよかったけど、意外と風が無くて大汗をかいた。それでもたまに吹く風が心地いい。

この日近畿地方は梅雨明けが宣言された。