大発見、横池ってこんなにきれいな所だったのか

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横池の北側を通って七兵衛山に行ったら、思いがけずとってもきれいな場所に出会えました。西側の横池(雌池)がこんなにもきれいな場所とは知りませんでした。 それと百間滝に下から行くコースは、以前よりぐっと難易度が上がって完全に私の行けるコースでは無くなっていました。

景色と発見

絶景ポイント

このコースで定番の絶景ポイントは、やはり六甲山最高峰から少し下った所です。大阪平野が一望でき、気分は太閤秀吉です。

六甲山最高峰から大阪平野の展望。

眺めという点では、保久良山も捨てがたい物があります。六甲山に比べると標高はぐっと下がるのですが、その分街を近くに眺められます。

保久良神社からの眺め。大阪湾越しに大阪と和歌山の県境の山並みが見えています。

でも何と言っても今回一番の絶景は西側の横池(雌池)です。風がなく水面が鏡のように静かで、そこに空が反射した景色はもう最高でした。池には水没した木も立っており、そんな所は写真でよく見る上高地の大正池を思い出しました。

横池(雌池)。鏡のような水面に空が写ってとてもきれいでした。

東側の横池(雄池)は芦屋川から六甲山最高峰へのルートから少し入るだけなので行ったことがあるのですが、こちらは今回初めて行きました。やっぱり違う道を歩くと新しい発見があるものですね。

紅葉

魚屋道を登っている途中にウリハダカエデが綺麗に紅葉していました。

ウリハダカエデ。若い木なので、樹肌が「瓜肌」(スイカみたい)になっている。

この木はヤマブドウの葉に似た葉形からも見分けやすいのですが、若い木は樹皮がスイカ(西瓜)みたいな緑と黒の縞模様になっていることでも見分けられます。この樹皮の特徴から「瓜肌カエデ」なのだそうです。

この秋山を歩いていると黄色や赤い紅葉ではなく色が抜けたようになる木がずっと気になっていました。

タカノツメ(かな?)。この秋ずっと気になっていた木。

結構高い所にあってよくわからなかったのですが、手のひら状に三枚の葉が付いていることを手がかりに図鑑を調べてみると、どうもタカノツメではないかと思います。

タカノツメという名前は、冬芽が鷹の足(想像)みたいになっている(だから鷹の爪)ので知っていたのですが、こんなふうに紅葉するとは知りませんでした。

その他の彩り

ムラサキシキブは実が紫色なので分かりましたが、実のない時期は私にはまだ見分けられません。もう実の季節が終わりらしく、あまり実は残っていませんでした。

ムラサキシキブ。

七兵衛山手前から金鳥山に向かう水平道で見つけたヤブツバキ。ヤブツバキが咲くと秋から冬に季節が変わったことを実感します。

ヤブツバキ。

埋まった道標

昨年の台風の影響で紅葉谷はしばらく通行止めになっていました。その時の土砂によるものだと思いますが、白石谷への分岐より少し下流にあった道標が半分以上土砂に埋まっているのを見つけました。

土砂に埋もれた紅葉谷の道標。

ルート

2015-11-28
有馬温泉駅(8:24)→ 有馬温泉(魚屋道登山口)(8:42-8:53)→ 炭屋道 → 白石谷への分岐(10:04)→ 百間滝を目指したが撤退 → 白石谷への分岐(10:25-10:39)→ 紅葉谷 → 極楽茶屋跡(11:16)→ 六甲山最高峰(12:00)→ 七曲り → 雨ケ峠(13:21)→ 横池(雌池)(14:12)→ 七兵衛山の東 → 保久良神社(15:17)→ 阪急岡本駅(15:48)
距離と時間
15.5km 約 7 時間半(休憩を含む)
トイレ
有馬温泉駅と一軒茶屋の所、保久良神社

紅葉谷は、昨年の台風により通行止めになっていましたが現在は仮復旧しています。しかし今度は有馬温泉側のロープウエイ駅から炭屋道までの区間が崖崩れにより通行止めになっています。そのため有馬温泉から紅葉谷を通るには、魚屋道を登って行き途中から急な炭屋道を下って紅葉谷コースに出る必要があります。

炭屋道と紅葉谷コースが出会う所の川も橋が無くなっているので増水時には注意が必要です。

紅葉谷の仮復旧区間は、非常に段差の大きな急階段になっています。これを嫌って百間滝を周って行くコースを選択しました。

白石滝のある合流点から右の沢を進むと岩壁に挟まれた所に出ます。以前はここを遡上したと思うのですが、うまい飛び石が見つからず崖の上の道を行くことにしました。

百間滝への難所。手前の水たまりが超えられませんでした。

しかし上の道はさらに怖くて岩壁の上部を超えた直後に 30cm ほどの幅しかないところをロープに体重を預けてトラバース気味に降らないといけない感じでした。ロープがプチッといったら数メートとはいえ谷に転落確実なので、諦めて仮復旧の階段地獄を登って行くことにしました。

こんな狭い棚のような所を下るなんて絶対無理!

百間滝へ下る道の分岐から上部は以前と同じ谷沿いを進む道になっていて気持よく歩けます。

極楽茶屋跡から六甲山最高峰までは適度に登り下りがあり、摩耶山の桜谷出合から植物園までの区間に並ぶ私のお気に入り区間です。

六甲山最高峰からは、芦屋川から登ってくるコースを逆に下っていきます。ただし今回は途中の横池北側の分岐から打越峠に向かう道を進んでみました。

メインのコースから分かれて西にしばらく進むと西側の横池(雌池)が道の下側に見えてきます。水面がとても静かでいい感じだったので池の西端にあたる分岐から急坂を数メートル下って池まで行ってみることにしました。

打越峠に向かう道は見晴らしは全くありませんが、適度に登り下りがある気持ちよく歩けるコースです。

金鳥山から保久良神社までの下りは階段になっていてうんざりという気持ちにさせられますが、見晴らしが良いことが救いです。

費用

項目 金額 メモ
北神急行と神鉄 740 円 新神戸から有馬温泉
阪急 190 円 岡本から神戸三宮
合計 930 円  

阪急岡本駅に下山すると、特急が止まるので列車の本数が多くてあっという間に三ノ宮まで戻ってこれます。

ゴミ採集ゲーム

28 点採集して、2 ペアと 1 トリプルでした。トリプルは同じ所で採集したので、同じ人(グループ)が残していったのかな。

ゴミ採集ゲームの結果。今回は、28点採集して2ペア、1トリプルでした。