摩耶山の山開き・摩耶詣祭

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摩耶山の山開き・摩耶詣祭に参加して、護摩の煙に燻されてきました。摩耶鍋も美味しかったです。摩耶山の自然観察園では、ミズバショウが数株咲いていました。

今年は暖冬なので例年より桜が早く咲き、ハイキングは桜の花を見ながら歩けるところが良いな思っていました。しかし結局例年とそれほどの違いはなく、開花宣言が出たばかりで見頃はまだ少し先でした。

そこでどこに行こうかなと考えていたら、摩耶山の山開き・摩耶詣祭が行われるということを知りました1。たしか昨年は摩耶詣祭の日を知らずに摩耶山へ登り、ちょうど行事が終わった頃に着いて参加できませんでした。そこで、今回は摩耶詣祭に参加するため摩耶山へ登ってきました。

景色と発見

摩耶詣祭

摩耶山の掬星台での行事は11時半からですが、出発が少し遅くなってしまいました。そのため登っている途中で既に法螺貝の音が聞こえてきて間に合わないかと少し焦りましたが、なんとか最初から参加することができました。掬星台の行事の前に、馬が天上寺からぺっこらぺっこらと掬星台までやって来るので、その時の法螺貝だったようです。

摩耶詣の木曽馬。
摩耶詣の木曽馬。

東灘区長さんなどの挨拶の後に結界の中で護摩を焚くのですが、その前に山伏問答が行われました。

結界の入り口で護摩供養に参加したいという他所から来た山伏が本当の山伏か検めるために、山伏の開祖が誰かとか、身に着けている物の名前などを問答して調べます。聞き取れないことろもありましたが、「そうなのか」と知らないことだらけで面白かったです。基本的に身に着けているのは修行の時に使うものらしいです。

山伏問答に合格すると、結界の中に入れてもらえて護摩が焚かれます。

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摩耶山の山開き、護摩供養。
摩耶山の山開き、護摩供養。

護摩はただ燃やすだけなのかと思っていましたが、火の勢いを抑えるためか水蒸気で煙を増量するためか水をかけるのですね。最初水ではなく、燃えやすくするために石油をかけているのかと思ってしまいました。

護摩をたくときには、燃えないように水をかけるとは知りませんでした。
護摩をたくときには、燃えないように水をかけるとは知りませんでした。

煙をたくさん浴びて厄除けにはなったと思いますが、燻されて香ばしい香り染み付いてしまいました。ただこの護摩に使うヒノキは煙が目に入っても全く痛くならないことも発見でした。

ここで護摩供養が終わるまでに少し時間があので、名物の摩耶鍋2を食べてました。

摩耶鍋。具だくさんで酒粕の甘さと香りが良かったです。
摩耶鍋。具だくさんで酒粕の甘さと香りが良かったです。

摩耶鍋は粕汁の仲間で、春菊や里芋、人参、お肉などたくさんの具と酒粕の甘さが合わさってとても美味しかったです。少し甘目なので塩辛いおにぎりととても良く合いそうです。そう言えばお好みで七味をかけて下さいと言っていました。

護摩供養が終わると、参加者に「摩耶昆布」が配られました。昔は違ったのでしょうけど、中身は「都こんぶ」でした。酸っぱいものは積極的に買うことがないので、久しぶりに食べました。

摩耶昆布。中身は「都こんぶ」でした。
摩耶昆布。中身は「都こんぶ」でした。

摩耶昆布の行列に並んでいたら、マヤ暦(ごよみ)3をもらいました。このマヤ暦は、マヤカツなど摩耶山でのイベントなどを書いた手書きのカレンダーです。知ってはいましたが、初めて実物を見ました。手書きって味があっていいですね。

しゅげんくん。摩耶山のある神戸市東灘区のマスコットです。
しゅげんくん。摩耶山のある神戸市東灘区のマスコットです。

摩耶詣祭には、「しゅげんくん」4も参加していました。初めて知りましたが、神戸市灘区のマスコット(ゆるキャラ)です。

もらった名刺によると、てんぐ族の子どもで、修験者(山伏)見習いという設定だそうです。てんぐ族って…ちょっと上手く行っただけで鼻高々になっていそうですね。一応ちゃんと弓矢がうまくなるように日夜特訓しているそうです。

満開の摩耶紅梅と巫女さん。
満開の摩耶紅梅と巫女さん。

ミズバショウ

摩耶山の自然観察園ではミズバショウが数輪咲いていました。もう少しすると葉がずっと大きくなるので、ちょうど見頃というところでしょうか。

ミズバショウ。ザゼンソウも植えられていますが、開花はミズバショウより遅いようです。
ミズバショウ。ザゼンソウも植えられていますが、開花はミズバショウより遅いようです。

まだ花が咲いていない株もあったので、もうしばらくはミズバショウを見ることができると思います。また近所では、六甲高山植物園5でもミズバショウを見ることができます。

今のところ他には何も咲いていませんが、4月下旬になるとヒカゲツツジやシャクナゲの花も自然観察園で見られます。

ヤブツバキ

最近椿の花がとても気に入っています。

ヤブツバキ。
ヤブツバキ。

椿は花がポロッと落ちるので縁起が良くないと言われますが、そのままの形でポロッと落ちるからこそ元の形を落ちても留めていて落花も綺麗です。

ヤブツバキが斜面に密集して生えていると、落ちた花が斜面を転がって下の方に落花の絨毯を作ります。これだけ集まると見事です。

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中には斜面を転がった勢いで川に落ち、そのまま流されてくるものもいます。それが溜まって浮かぶ姿もなかなか風流です。

沢に浮かぶ椿の落花。
沢に浮かぶ椿の落花。

ルートと注意点

2016-3-26
新神戸駅(9:11)→市ケ原(10:00)→六甲全山縦走路→摩耶山(掬星台)(11:28-13:01)→桜谷→桜谷出合(13:52)→トエンティクロス→市ケ原(15:15)→新神戸駅(15:58)
距離と時間
12.8km 約7時間(休憩を含む)
トイレ
JR新神戸駅、展望台、市ケ原、摩耶山(掬星台と自然観察園入り口)。
摩耶山掬星台のトイレが、以前よりカラフルな外観に塗り替えられていました。

注意点

市ケ原から六甲全山縦走路で摩耶山へ登る時、岩場というほどではありませんが何ヶ所か「よっこいしょ」と登る場所がありました。

下山に使った桜谷ととエンティクロスは、雨の後に増水すると渡れなくなる場所があります。

ルート案内

新神戸駅を出発し、橋を渡り右に進むとといきなり展望台までの階段が始まります。歩き始めで体も暖まっていないので、ここの登りはいつもきつく感じます。そのため展望台に着くと摩耶山までの半分は登ったような気になります。橋を渡って反対の左に進むと布引の滝を経て同じ展望台に向かいます。展望台から市ケ原までは布引ダムを眺めながらの歩道が続きます。

光りきらめく布引貯水池。
光りきらめく布引貯水池。

市ケ原を過ぎると山歩きが始まります。

今回は、六甲全山縦走路の北側(新市ケ原ダムの方)のコースでハーブ園との分岐に出ました。一旦下った後は学校林道の分岐まで登り(稲妻坂)が続き、その後は尾根を進みアドベンチャーコースの分岐がある鞍部に出ます。この分岐からは摩耶山まではひと上りですが、最後の長い階段が意外と足に来ます。

同じ稲妻坂の手前の分岐に出るハーブ園側からのコースは、2016年版の「山と高原地図」では赤色点線コースに変更されています。しかし私は、このハーブ園側のコースの方が新市ケ原ダムの方を通るよりも歩きやすく楽な気がします。

NHKなどのアンテナ群脇の車道を下って行くと摩耶山掬星台へと出ます。摩耶山の山頂へは、アンテナ群の東側に入る道があります。

桜谷へは、掬星台から少し戻って上野道や青谷道への分岐のある所から北側に入るコースを私はよく使っています。しかし今回は天上寺側に下った所にトイレがあり、そこから自然観察園を経て桜谷コースに合流しました。

自然観察園では、この時期ミズバショウやザゼンソウが咲いています。また、もう少しすると黄色いヒカゲツツジやシャクナゲの花も見ることができます。

桜谷コースは、2016年度版の「山と高原地図」ではこれまでの赤色破線コースから実線のコースに変更されました。多くの初心者向け案内書にも取り上げられているコースですが、増水すると渡れなくなる場所や道が細い部分があるので注意して進む必要があります。

桜谷コースと徳川道が出会った所から森林植物園の東入り口までは、気持ちの良いハイキングコースが続きます。この時期は北からの風が遮られ、葉も落ちているので日当たりも良く、特に気分良く歩けます。森林植物園の東入口のところで休憩している人が多いのですが、休憩には少し手前の八洲堰堤の上流側が風が遮られ日当たりもよくオススメです。

森林植物園の東入口からはトエンティクロスで市ケ原に下ります。この部分は増水で川を渡れない可能性に注意する他は特に危険はありません。もし川を渡れない場合は、分水嶺越え林道で学習の森にでるルートがあります。

市ケ原から新神戸までは来た道で向かいます。

ヒカゲスミレ(かな?)。
ヒカゲスミレ(かな?)。

費用

項目 金額 メモ
摩耶鍋 300円  
合計 300円  

摩耶鍋は、粕汁の仲間でおいしかったです。少し甘めの摩耶鍋には、おにぎりの塩分がとても合うように思えました。

ゴミ採集ゲーム

17点採集してペアが3つでした。一組のペアは、同じ所で見つけたので、同じ人が落としていったんだろうな。

ゴミ採集ゲームの結果。17点採集してペアが3つでした。
ゴミ採集ゲームの結果。17点採集してペアが3つでした。

最近あまり役ができなかったので、ペア3組は大漁です。

参照と脚注

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