祝・アイスロード復旧、神戸市立森林植物園へパフェを食べに行く

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六甲山のアイスロードがやっと通行止め解除になったので、アイスロードから登って森林植物園にパフェを食べに行きました。新緑だけでなく見事な藤と、フタリシズカを見られて楽しいハイキングでした。

私が気持ちよく歩ける時間はだいたい6時間で、ちょうど新神戸から摩耶山に登ってさらに東に進んでアイスロードで下るコース時間と同じです。そのためこのコースは一番気持よく歩けるお気に入りの一つです。

しかし2014年(平成26年)秋の台風で六甲山も多くのコースが影響を受け、アイスロードなどが通行止めになってしました1。他の通行止めになったコースは多少時間はかかりましたが既に復旧作業が終わり、昨年秋には残りアイスロードだけとなっていました。

市が整備しているので予算的に年度内には開通するだろうと思っていましたが、なかなか通行止めが解除されませんでした2。しかしやっと通行止めが解除され歩けるようになりました。

そこでどんな感じになっているか、早速アイスロードを歩いてみました。帰りは、ちょっと冷たいものが欲しくなる時期なのでパフェを食べるために神戸市立森林植物園に寄り道しました。

景色と発見

アイスロード上部の新緑

アイスロードの下の方は植林で見通しがあまり良くないのですが、砂防ダムが新設(増設)された沢と別れて高度を急に上げると、ぐっと視界が開けて新緑が目に飛び込んできます。

アイスロード上部の新緑。
アイスロード上部の新緑。
アイスロードの新緑。
アイスロードの新緑。

振り返ると大阪湾も見え、休憩にはちょうど良い所です。

その先では、見たことのない花が咲いていました。何の花かわからないので、帰ってから調べようと写真を撮っていたら…

ムベ。何の花かな?と思ったら、足元に答えが書いてありました。
ムベ。何の花かな?と思ったら、足元に答えが書いてありました。

足元に答えを書いた石が置いてありました。

DSC_0514

ムベという木の花なのですね。この木の実は、昔は朝廷に献上されていたくらい美味しいのだそうです3

森林植物園のパフェ

あっという間に緑が濃くなりましたが、既に森林植物園ではハルゼミが鳴いていました。もう春というよりも初夏とよぶのがふさわしい時期ですね。

新緑の初期はまだ寒かったのに、今では新緑を見ると涼しげと思えてしまいます。

モミジの新緑。
モミジの新緑。
モミジの種。
モミジの種。

そうするとちょっと冷たいものが欲しくなります。

今回は帰りに森林植物園によってパフェを食べようと決めていました。

木苺のパフェ。
木苺のパフェ。

森林植物園の名物は、ヒヨコ豆のスパイシーカレーと弓削牧場のソフトクリームです。もちろん紅葉と紫陽花も有名ですね。

多くの方がソフトクリームを食べていましたが、私はパフェの方が好きです。底にしかれた炭酸フレークとの組み合わせが良いです。それに、一人なので荷物を下ろす時にパフェならテーブルに置いておけて便利ですし。

藤の花が満開

今回のハイキングで一番目についたのは藤の花です。標高が高い方では満開まであと少し時間がかかりそうですが、下の方ではちょうど満開でした。

フジ。
フジ。

しかし自然の藤なので、他の木に隠されてしまい棚作りの藤のような光景にはなかなか会えません。

そんな中トエンティクロスには、藤が絡まっているというよりも藤の木なのではないかというくらいたわわに花が付いた木がありました。

満開のフジ。フジはツル性なので、何かの木に巻き付いているはず。
満開のフジ。フジはツル性なので、何かの木に巻き付いているはず。
満開のフジ。
満開のフジ。

「ひさしを貸して母屋を取られる」とはまさにこのことです。

紅葉が楽しみ

まだ新緑ですが、紅葉が楽しみな木を見つけました。

コシアブラ。手のひら状に五枚の葉が出るのが特徴。
コシアブラ。手のひら状に五枚の葉が出るのが特徴。
タカノツメ。こちらも手のひら状だけど、葉の数が三枚。
タカノツメ。こちらも手のひら状だけど、葉の数が三枚。

これらの木は、透けるようなレモンイエローに紅葉するので秋の山でとても目立ちます。そのためこれらを秋の紅葉シーズンに認識できるようになりました。

不思議なことにこれまで気にも止めていなかった木ですが、一度認識すると葉の色が違っていても気がつくようになるのすね。

ササの花

不思議といえば、ササの花を初めて見ました。実はそれほどめずらしいことではないのかも知れませんが、私は初めてササの花を見ました。

ササの花。
ササの花。

竹は花を咲かせると枯れると聞いたことがありますが、ササも同じように枯れるのでしょうか? 今度ササを見つけたら気をつけて経過を見てみようと思います。

花の季節

新緑や藤だけでなく、花にも色々出会えました。

フタリシズカ。二本ピッと伸びているが、一本の個体も割と多い。
フタリシズカ。二本ピッと伸びているが、一本の個体も割と多い。

以前トエンティクロスにフタリシズカの群生地があったのですが、増水にる土砂に埋まってしまい群生地が無くなってしまいました。そのためフタリシズカは、この季節には見ておきたい珍しい花の扱いです、個人的にはですけど。

ギンランかな?
ギンランかな?

あまり自信はないのですが、ギンランでしょうか。もう少し大きいと思っていたので、余り自信はありません。

タツナミソウ。
タツナミソウ。
タツナミソウ。左の白いのは、開花前。
タツナミソウ。左の白いのは、開花前。

タツナミソウに限らず草は基本的に花が咲いている時しか気に留めないので、蕾を見られたのはラッキーでした。このペコッとした平べったいのが膨らみながら伸びてタツナミソウの花になるんですね。

チゴユリ。
チゴユリ。

チゴユリのウンチクは、ユリの仲間で一番小さな花だったかな。

ウツギ。ウツギにもいろいろな種類があるけど、これはただのウツギ。
ウツギ。ウツギにもいろいろな種類があるけど、これはただのウツギ。

これは普通のウツギですが、もうすぐハコネウツギやタニウツギの咲き出します。

ハコネウツギは太平洋側、タニウツギは日本海側に多く生育しています。そのため両方が生えている六甲山地はちょっと珍しいのだそうです。これは、兵庫県に本州で一番低い中央分水界(分水嶺)が有ることと関係していて、その分水界を超えて日本海側のタニウツギが進出してきたのだそうです。

ヤマツツジ。
ヤマツツジ。

そろそろツツジの季節は終わりかな。今年は余りツツジを見られなかった気がします。

ヤマブキ。
ヤマブキ。

ヤマブキを見ると、どうしても頭の中で「お菓子」を連想してしまいます。「山吹色のお菓子」って、時代劇の見過ぎなのかもしれません。

椿がお気に入り

この春は、椿の花がとても気に入っています。椿の花を見ると毎回写真を撮っています。

ヤブツバキ。
ヤブツバキ。
ヤブツバキ。
ヤブツバキ。

そろそろ椿の季節もこれで終わりでしょうか。

もうすぐ紫陽花の季節

この後は紫陽花が目を楽しませてくれます。今はまだ去年の花(正確には花でないけど)が残っていますが、花が付く芽も出てきました。

アジサイ。
アジサイ。
ヤマツツジ。今月末になると咲くかな。
ヤマツツジ。今月末になると咲くかな。

ルートと注意点

2016-5-8
六甲ケーブル下駅(9:30)→アイスロード→丁子ケ辻(11:18)→杣谷峠(11:59)→摩耶山(掬星台)(12:31)→桜谷出合(13:28)→ヌケ谷→神戸市立森林植物園(14:29-14:55)→森林植物園東口への分岐(15:34)→トエンティクロス→市ケ原(16:35)→新神戸駅(17:21)
距離と時間
16.9km 約8時間(休憩を含む)。写真を撮っていて、止まっている時間はかなり長いようです。
トイレ
六甲ケーブル下駅、杣谷峠、掬星台、森林植物園、市ケ原、新神戸駅

注意点

  • 六甲ケーブル下からアイスロードの入り口までは、歩道が無い部分が長く続きます。それなのに車の通りが多くスピードを出して通りすぎるので交通事故に注意する必要があります。
  • アイスロードは川を何度も渡りますが橋がありません。そのため増水に注意する必要があります。
  • アイスロードを登り切った所から丁字ヶ辻までは、北側の細い路肩を歩きますので交通事故に注意が必要です。
  • 桜谷も川を渡るところに橋がないので、増水に注意が必要です。
  • トエンティクロスから森林植物園の正門へ抜けるヌケ谷は、砂防ダムの水が貯まるところや橋のない川を渡るので増水に注意する必要があります。
  • トエンティクロスにも橋がない部分が何ヶ所かあるので、増水に注意する必要があります。

ルート案内

六甲ケーブル下駅からは、表六甲ドライブウェイの旧道を進みます。歩き始めは歩道がありますが、住宅街への橋を過ぎた所から歩道がなくなるので車に注意して進みます。旧道は渓流沿いの道で、粗大ごみを取り除いて整備したらちょっとした観光地になりそうです。

赤い橋の下をくぐった先の十字路を直進して、大きくカーブする所からアイスロードに入ります。

アイスロードは最初比較的なだらかですがだんだん傾斜がきつくなり、砂防ダムの有る支流と別れた所からぐっと高度を上げます。プラスチック階段を登って少し進むと住宅の下に出ます。後は道なりに進むと藤原商店の西側に出ます。シュラインロードや記念碑台へは、少し手前の階段を登ると少し近道です。

路肩注意。アイスロードにて。
路肩注意。アイスロードにて。

丁字ヶ辻までは狭い路肩を歩きますが、交通量が多い道ので交通事故に注意する必要があります。三国池までは車の少ない上の車道か、下の道に有る歩道を行く行きます。上の道は別荘見学、下の道は海が見えます。

三国池下からは基本的に下りの山歩きになります。最後に長い階段があり、これをクリアすると自然の家バス停に出ます。ここからはアゴニー坂まで車道沿い歩道を進みます。途中穂高湖に寄ってみるのもオススメです。

アゴニー坂を登りきると、六甲山牧場を眺められる岩があります。さらに少し登って少し下ると摩耶山天上寺の脇にでます。オテル・ド・摩耶の前を通って遊歩道を進むと摩耶山の掬星台に着きます。

掬星台は眺めが良く、空気が済んでいるときにはダイトレの山々や関西空港も見えます。また運が良いとポートターミナルに停泊中の大型客船を見られることもあります4

掬星台からの眺め。霞んでいるけどダイヤモンドプリンセス号が見える。
掬星台からの眺め。霞んでいるけどダイヤモンドプリンセス号が見える。

バス停を少し西に下った所から桜谷に入りぐんぐんと下って行き、徳川道などの分岐点を過ぎるとなだらかで歩きやすい道になります。

ヌケ谷は、最初の砂防ダムを越えた先が今ひとつ分かりにくいのでルートに注意して進みます。杉林を抜けると階段地獄になります。見晴らしが良くなると階段も終わりで、少し進むと西六甲ドライブウエイに出ます。ここからは道に並行した山道を進んで森林植物園の正門に向かいます。

帰りは長谷池脇に有る東口から出てトエンティクロスに合流します。

水面に映る新緑。
水面に映る新緑。

トエンティクロスは基本的になだらかなコースですが、砂防ダムを越える毎に標高をぐっと下げます。黒岩尾根からの道と合流して少し登ると六甲全山縦走路と合流します。

新緑が綺麗な黒岩尾根。今回は歩きませんが、最高にきつい登りです。
新緑が綺麗な黒岩尾根。今回は歩きませんが、最高にきつい登りです。

その先を下って少し進むと市ケ原に出ます。後は布引ダムの遊歩道を進んで新神戸に出ます。

アカハライモリ。布引ダムでよく見かけます。
アカハライモリ。布引ダムでよく見かけます。
鹿児島に向けて出港するダイヤモンドプリンセス号(左上)。
鹿児島に向けて出港するダイヤモンドプリンセス号(左上)。

費用

項目 金額 メモ
バス 210円 三宮から六甲ケーブル下
森林植物園 0円 トリコロールカード使用で無料
木苺のパフェ 500円  
合計 710円  

時間はかかりますが三宮から阪急六甲までバスで行き、六甲ケーブル下行のバスに乗り換えたので乗継割引5が適応された。逆方向は、阪急六甲駅でのバス待ちと三宮までの乗車時間が長いので時間オーバーで割引にならないことがあります。

森林植物園は、トリコロールカード(年間パスポート)を持っているので入園料が無料となり気軽に寄ることができます。通常の入園料は300円です。

ゴミ採集ゲーム

12点採集してトリプルが一つでした。

ゴミ採集ゲームの結果。12点採集してトリプルが一つ。
ゴミ採集ゲームの結果。12点採集してトリプルが一つ。

カバヤの塩分チャージは良く落ちているので、やっぱりボーナスアイテムですね。これを見つけたら、ボーナスチャンスと思ってしまいます。

参照と脚注

  1. 六甲山のメジャーなコースで通行止めなのは、その後の崖崩れによる有馬温泉のロープウェイ駅から紅葉谷と炭屋道の分岐までです(2016年5月13日現在)。通行規制情報(通行止めなど) – 神戸市
    紅葉谷を歩くときには、魚屋道=炭屋道=紅葉谷というルートを使う必要があります。

  2. 公式には通行止めだったアイスロードですが、その間も結構な人が歩いていたようです。確かに今回歩いてみて、何でこれで通行止めになっていたんだろう?と思いました。

  3. 神戸・六甲山の樹木ハンドブック(ISBN: 978-4434165412)

  4. クルーズ客船情報 – 神戸市

  5. ICカード払いにすると、一回目の降車から二回目の降車まで1時間以内なら最大210円割引になります。ICカードによる市バス乗継割引

「祝・アイスロード復旧、神戸市立森林植物園へパフェを食べに行く」への2件のフィードバック

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